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都庁前が“光の回廊”に!西新宿で楽しむアートイルミ『Shinjuku Neon Walk(新宿ネオンウォーク)』

  • 2025.12.5

皆さん、ごきげんよう。LIVING東京 地域特派員の西村美鈴です。

冬の西新宿に “歩くほどに気分が上がる” 光のストリートが誕生しました。東京都庁周辺の中央通りで開催中の『Shinjuku Neon Walk(新宿ネオンウォーク)』は、江戸から続く文化の匂いとAIなど最先端テクノロジーが出会う、体験型のアートイルミネーション。Zone-AからZone-Dへと進むにつれ、光の表情がくるくる変わっていくので、街歩きそのものが “光の旅” になっていきます。

私は実際に通りを歩いてみて、いつものビル街がやさしく煌めく別世界に変わっていく感じに、思わず「わぁ…」と声が出てしまいました。

【Zone-A】まずはここから!“光の輪”をくぐってネオン散歩の入口へ

スタート地点のZone-Aでは、神社の『茅の輪くぐり』を思わせる光の輪のゲートが来場者をお出迎え。提灯には、浅草の江戸文字書家・橘右之吉さんの文字が浮かび上がり、江戸の筆致と現代ネオンが最初の一歩から気分を盛り上げてくれます。ゲートをくぐる瞬間って、ちょっとした“儀式”みたいで、私も自然と背筋が伸びるというか、「これから光の世界に入っていくんだな」とスイッチが入る感覚がありました。街のど真ん中なのに、気持ちがすっと切り替わるのが不思議。

出典:リビング東京Web

さらに上を見上げると、「Light Seeds 〜星が舞うヒカリの世界〜」の美しさに思わず足が止まります。街路樹にLEDを巻きつけるような“よくあるイルミ”とはひと味違い、オーロラレーザーの光が葉に当たって “ヒカリの実” のように輝き、ふわりとやわらかく拡散していく演出にうっとり。

ゲーム音楽作曲家・北村友香さんが手がけた環境音も相まって、光が夜空に舞い上がるような幻想的な世界に包まれました。まさに、光の交響曲の中を歩いているような感覚です。

出典:リビング東京Web

【Zone-B】自分自身がアートに変身!?真鍋大度さんのAIイルミで遊ぼう

歩き進めて出会うのが『Play the Light 〜光と影の万華鏡〜』。ここでは、自分の影が足元や壁面でカラフルな光へ変わり、ふわっと広がっていきます。動けば動くほど光の模様が増殖・反射し、まるで万華鏡の中に入り込んだみたいな空間に。

私は試しに腕を大きく広げたり、くるっと回ってみたりしたのですが、影が光の“自画像”になって変化していくのが面白くて、つい夢中になってしまいました。

出典:リビング東京Web

そしてもう一つの目玉が、ライゾマティクス主宰の真鍋大度さんとカイル・マクドナルドさんによる参加型作品『Transformirror:鏡の向こうの自己』。自分の姿がセンサーに捉えられると、AIがリアルタイムでスクリーン上のキャラクターへ変換し、まるで“鏡の向こうの別の自分”が現れるように映し出されます。サンタさんや武将などに姿を変えた自分を見た瞬間、私も思わずテンションが上がってしまいました。

出典:リビング東京Web

子どもたちが全身で遊びながらはしゃいでいる姿もほほえましくて、大人も一緒に童心に戻れるゾーンだな、と実感。写真を撮りたくなるのはもちろんですが、それ以上に“自分が作品の一部になっている”体験そのものが楽しい場所です。

【Zone-C/D】ラストはにぎやかに♪光の屋台&街ぐるみスタンプラリーへ

Zone-Cに近づくほど、通りはぐっと華やかに。このゾーンに点在するNeoネオン屋台(キッチンカー)で、あたたかいフードを片手にひと休みしながら歩けるのも、このイベントの魅力です。

イルミの余韻に屋台のにぎわいが重なると、夜の散歩が一気に “冬のおでかけ” らしくなるんですよね。私自身、光に包まれた通りで湯気の立つフードを頬張る時間が大好きで、「ああ、冬っていいなあ」としみじみしてしまいました。

出典:リビング東京Web
出典:リビング東京Web
出典:リビング東京Web
出典:リビング東京Web

そしてZone-Dでは、『TOKYO KAWAII DOME by “ももクロちゃんと!”』にも出会えます。人気番組『ももクロちゃんと!』(テレビ朝日/毎週土曜深夜3:20~)とコラボしたオリジナルのアートイルミネーションで、カラフルでポップな世界観がぱっと広がる感じ。

自撮りスポットも用意されていて、思わずカメラを向けたくなる“映え”ポイントになっています。

出典:リビング東京Web

さらに周辺のイルミネーションスポットとも連動したデジタルスタンプラリーも実施中。新宿エリアの光スポットを巡ってスタンプを集めると、数に応じて景品がもらえる仕組みです。

イベント会場だけで完結せず、街全体をゆるやかに回遊できる作りなので、「今日はここまで、次の週末に別スポットへ」みたいに、自分のペースで楽しめるのがうれしいところだと思いました。

出典:リビング東京Web

歴史と未来が同居する東京。その魅力を、光とテクノロジーと街歩きでまとめて味わえる「Shinjuku Neon Walk」。いつもの西新宿が、今だけ“光の街”に変わる夜です。

仕事帰りの寄り道にも、週末デートにも、カメラ散歩にもぴったり。ぜひこの冬、西新宿で“時空を歩く光の旅”を体感してみてくださいね。

出典:リビング東京Web
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