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家族を犠牲にしてまで自分の父親を優先する夫。義母の堪忍袋の緒が切れる。義父がしんどい|ママ広場マンガ

  • 2025.12.5

マミさんとの結婚を機に、音信不通だった父親と久しぶりに会うことになったショウタさん。しかしいざ会ってみると、初対面にも関わらず遠慮もデリカシーもない態度にマミさんはドン引き。一方のショウタさんは久々の再会に舞い上がり、周りの目も気にせず義父に肩入れをします。ある時はお金がない義父のために交通費や宿泊費を自己負担して結婚式に招待したり、またある時は孫の顔を見せたいからと息子のお七夜に呼んだり・・・満足そうなショウタさんとは裏腹に、マミさんは義父への苦手意識が一向に拭えませんでした。月日が経ち、長期連休の時期に。この年はマミさんの実家に2泊、ショウタさんの実家に1泊する予定でした。義父とはマミさんの実家に向かう前に食事をするだけという話でしたが、それが不公平だと感じたショウタさんは、マミさんが車から降りた隙を狙って、ユウスケくんと2人で義父のもとへ向かってしまいます。マミさんは急いで義母に連絡を取り、一緒に義父の家へ。到着するやいなやユウスケくんの泣き声が聞こえてきました。事情を聞くと、ショウタさんがユウスケくんを義父に任せて出かけていたとのこと。そして驚くことに、義父はユウスケくんを一人で部屋に残し、自分は玄関の外に出てタバコを吸っていたというのです。義母はショウタさんに、「あなたが小さい頃に借金を残していなくなった人に、どうして大事な息子を任せたの?」と目を覚ましてと言うように詰め寄りました。

「この人はあなたが思うような理想の父親ではない」必死に訴える義母

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ユウスケが泣いている理由を問い詰めると、ショウタは義父に息子を任せて外出していたことを明かしました。そして驚くことに、義父はユウスケを1人で部屋に残したまま、玄関先でタバコを吸っていたのです。それを知った義母は激怒し「あなたが小さい頃に借金だけ残していなくなった人に、どうして大事な息子を任せたの?」とショウタを責め立てました。

「・・・だって」と子どものようにつぶやくショウタ。すると義母は「だってじゃない!しかも、マミさんを騙すようなことをして」と声を荒げました。

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「そこまで父さんの方を優先するならもう離婚しなさい!あなたみたいな自分勝手な人と結婚したマミさんとユウスケくんがかわいそうよ!」義母はそう強く言い放ち、私とユウスケを庇ってくれました。ここまではっきりと言われて反論できなかったのか、ショウタは口を閉ざします。

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「父親がいなくて寂しい思いをさせたかもしれないけど、一生懸命育ててきたのに・・・奥さんと子どもに悲しい思いをさせるなんて本当に情けない!」義母は俯き、ショウタの行動を心の底から恥じるように言いました。

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「あのね、この人はショウタが思うような理想の父親ではないの!」義母は義父を鋭くにらみつけながらそう言いました。義父もどこか思い当たるところがあるのか、口をグッとつぐみます。「ショウタも薄々感じてたんじゃないの?この人がお金が必要な時だけ連絡してくるって・・・」義母の言葉にショウタは何も言わず、ただ黙り込んでいました。

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「会うのを止めろとは言わない、でもお金を渡すのはやめなさい、これ以上マミさんとユウスケくんを不安にさせるようなことはしないで!」ショウタに目を覚ましてほしい一心で、義母は必死に訴えました。そして「今度そんなことをしたら・・・私が親子の縁を切ります!」ときっぱり言い放ちます。義母にそう言われて事態の深刻さをようやく理解したのか、ショウタは困惑した表情で「・・・母さん」とつぶやきました。

ユウスケくんが泣かされてもなお、義父を庇い続けるショウタさん。ここまで状況が悪化しているのになぜ目を覚まさないのかと、もどかしい気持ちになります。幼い頃にできなかった父親との関係を取り戻したい気持ちは理解できますが、ユウスケくんやマミさんを巻き込むのは間違っていますよね。義母の言葉が、ショウタさんの目を覚ますきっかけになればと願うばかりです。

※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

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