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「ありがとう」が大袈裟すぎる同僚に苦笑い → 締め切り前日の態度に『笑ってしまったワケ』

  • 2025.12.2

「ありがとう」と言われると、誰でも嬉しいものです。ただ、中には「そんなに感謝すること!?」と思うほど、お礼を言われて驚いてしまうことも。今回は、筆者が出版社時代に体験したエピソードを紹介します。

「ありがとう」が止まらない同僚

同僚の佐々木さん(仮名)は、とにかく「ありがとう」が重すぎる人。ちょっとした手伝いでも「本当にありがとうございます!!」と全力で感謝を連呼するタイプ。最初は微笑ましかったのですが、その勢いは日に日にエスカレートし、周囲は半ば困惑していました。

神様扱い!? 佐々木さんの全力感謝

ある日、編集作業で作った資料を佐々木さんがチェックしてくれました。細かいところまで丁寧に直してくれたのですが、作業が終わったあと、佐々木さんは作業を手伝ってくれたのは自分自身にもかかわらず、私のサポートやフォローに向けて手を合わせながらこう言ったのです。

「もう神様みたいです……! 感謝しかありません……!」

その瞬間、私は「いや、やってくれたのは佐々木さんで……」と心の中で思いましたが、佐々木さんの感謝の勢いは止まりません。

手を合わせて絶叫!

大型案件の締め切り前日、疲れ切った編集部でも再びこの光景が現れました。私が軽く「ここ直しておいたよ」と伝えると、佐々木さんは両手を組み、目を輝かせながら「なんて神対応!! 本当にありがとうございます!」と喜びを爆発させました。周囲は思わず微笑み、編集部全体に和やかな空気が広がりました。

決してからかうのではなく、佐々木さんの純粋で過剰なまでの感謝の表現に、みんな自然と笑顔になってしまうのです。

編集部を和ませる存在

過剰な「ありがとう」は、疲れ切った編集部に小さな笑いと和みをもたらしました。佐々木さんのおかげで、どんなに大変な日でも、心がほんの少し軽くなるのです。

大袈裟な感謝が、チームにささやかな安らぎを届ける瞬間になった、出版社時代の忘れられないひとコマです。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:miki.N
医療事務として7年間勤務。患者さんに日々向き合う中で、今度は言葉で人々を元気づけたいと出版社に転職。悩んでいた時に、ある記事に救われたことをきっかけに、「誰かの心に響く文章を書きたい」とライターの道へ進む。専門分野は、インタビューや旅、食、ファッション。

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