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「楽しみすぎて絶対死ねない」「観るしかない」“続編決定のお知らせ”にファン大熱狂…虜になる人が相次ぐ人気アニメ

  • 2025.12.14

ドラマや映画の中には、観る者を驚嘆させるほど緻密に作り込まれた作品があります。今回は、そんな中から“アニメ化・続編制作に歓喜の声集まる名作”を5本セレクトしました。

本記事では第3弾として、アニメ『薬屋のひとりごと』(日本テレビ系)をご紹介します。第3期に加え、シリーズ初となる劇場版の公開が決定した人気作です。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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※Google Geminiにて作成(イメージ)
  • 作品名(放送局):アニメ『薬屋のひとりごと』(日本テレビ系)
  • 放送期間:第1期 2023年10月21日~2024年3月23日、第2期 2025年1月10日~2025年7月4日

薬と毒に異常な執着をもつ花街育ちの薬師・猫猫(CV:悠木碧)は、後宮に下働きとして連れ去られて以来、帝の御子たちが皆短命であることを知ります。興味本位で原因を探り始める彼女は、妃たちを取り巻く陰謀や毒の存在に鋭く気づき、やがて美貌の宦官・壬氏(CV:大塚剛央)に才能を見抜かれ、帝の籠妃・玉葉妃(CV:種﨑敦美)の毒見役に任命されることに。薬と毒には貪欲な猫猫は、後宮で起こる数々の事件に巻き込まれながら、その知識と洞察で難題を解き明かしていきます。

玉葉妃の懐妊が判明すると、猫猫は翡翠宮へと戻り、妃と御子を守るために再び毒見役として働き始めます。しかし、宮中には不穏な影が差していました。新たに入内した楼蘭妃、壬氏を狙った未解決事件、そして消えた容疑者・翠苓(CV:名塚佳織)。さらに外国からの隊商や強引な要求をする特使の来訪が混乱に拍車をかけ、後宮には暗雲が立ち込め始めます。猫猫と壬氏の前に立ちはだかる新たな難事件は、後宮だけでなく国全体を揺るがす一大事へと発展していくのでした。

女の園で繰り広げられる猫猫の痛快な“名推理”

『薬屋のひとりごと』は、猫猫が後宮で巻き起こる不可解な事件を痛快に解き明かしていく薬×ミステリーという独自性が見どころとなっています。猫猫は毒物や薬に異常なほどの執着をもつ一方で、人間関係にはほとんど興味を示さないさっぱりとした性格です。そんな彼女が、後宮で起こる事件から原因を読み解き、名推理によって真相を突きつける姿がなんとも痛快で、視聴者を一気に引き込みます。

さらに、猫猫と壬氏の関係も大きな見どころです。壬氏は猫猫の才覚にいち早く気づき、彼女を毒見役に任命しますが、その距離感はどこか噛み合わないまま深まっていきます。壬氏の戸惑いや嫉妬、猫猫の鈍感さから生まれるすれ違いが物語にユーモアを添えており、ミステリー一辺倒ではない奥深さがあります。

また、後宮という閉ざされた空間ならではの政治や陰謀が、事件の背景として巧妙に織り込まれている点も魅力的です。表向きは華やかでも、裏側は毒に満ちた女の園。その空気感を繊細な美術と色彩で描いており、世界観を一段と深めています。ただのミステリーでは終わらない濃密なドラマを生み出しているのが、『薬屋のひとりごと』の魅力です。

第3期の制作が発表!シリーズ初となる劇場版も

『薬屋のひとりごと』のシリーズ累計発行部数は、4500万部を突破しています。また、7月1日からはユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて、初コラボレーションとなるアトラクション『薬屋のひとりごと ミステリー・ウォーク ~謎の薬を調査せよ~』が開催中です。日本を代表するアニメ作品として、高い人気を誇っています。

そんな本作は、10月22日に第3期と劇場版の制作が発表されました。第3期は分割2クールで、第1クールが2026年10月より、第2クールが2027年4月より放送予定です。シリーズ初となる劇場版は、2026年12月に公開となっています。続編や劇場版の制作発表についてSNSでは「楽しみすぎて絶対死ねない」「観るしかない」「期待しかない」と、歓喜の声があがりました。

事件の顛末がはっきりと明言されないことが多い本作。そのため、真相やキャラクターの心情を考え、汲み取る面白さがあります。また、猫猫と壬氏のじれったいラブロマンスも視聴者を惹きつけるため、大人も楽しめる作品だといえるでしょう。SNS上では、普段アニメを観ないものの『薬屋のひとりごと』は夢中になったというファンも数多く見受けられます。話題が尽きない本作の今後の展開に期待しましょう。


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari