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「令和に観れるなんて…」「本当に涙が止まらない」31年ぶりの“再アニメ化”にファン騒然…輝き続ける“永遠の名作アニメ”

  • 2025.12.13

ドラマや映画の中には、観る者を驚嘆させるほど緻密に作り込まれた作品があります。今回は、そんな中から“アニメ化・続編制作に歓喜の声集まる名作”を5本セレクトしました。

本記事ではその第2弾として、アニメ『魔法騎士レイアース』(日本テレビ系列)をご紹介します。本作は1994年の放送から31年ぶりに新作TVアニメの放送が決定した、根強いファンが数多く存在するCLAMP作品です。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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GoogleGeminiにて作成(イメージ)
  • 作品名(放送局):アニメ『魔法騎士レイアース』(日本テレビ系列)
  • 放送期間:1994年10月17日~1995年11月27日

社会科見学で東京タワーを訪れていた獅堂光(CV:椎名へきる)。偶然東京タワーを訪れていた龍咲海(CV:吉田小南美)、鳳凰寺風(CV:笠原弘子)と視線を交わした瞬間、突如光に包まれた3人は異世界セフィーロへと導かれます。

神官ザガート(CV:小杉十郎太)によって世界を支える“柱”であるエメロード姫(CV:緒方恵美)がさらわれ、セフィーロはいま崩壊の危機に瀕していました。滅びゆく世界を救う使命を背負った3人は、伝説の魔法騎士(マジックナイト)として魔法と魔神(マシン)を武器に戦いの冒険へと旅立つのでした。

魔法×ロボット?90年代アニメ『魔法騎士レイアース』

『魔法騎士レイアース』は、異世界セフィーロを舞台に描かれる王道ファンタジーの冒険活劇と、少女たちの心の成長をていねいに重ね合わせた物語が見どころとなっています。光、海、風の3人が魔法騎士として戦うなかで、自分の弱さや葛藤と向き合いながら前へ進んでいく姿はまぶしく、視聴者の心にも自然に寄り添ってきます。三者三様の個性がぶつかりながらも支え合い、仲間として絆を深めていく過程がこの作品の核心といえるでしょう。

また、ロボットである魔神の存在も大きな魅力です。魔法×ロボットという意外な組み合わせが、物語後半で壮大なスケールへと一気に広がり、ダイナミックな戦闘演出を生み出します。さらに、セフィーロを支える柱制度の残酷な真実が明かされることで、単なる冒険物語から一転して、想いが誰かを犠牲にするという重いテーマに踏み込む点も印象的です。このギャップが、心に刺さるドラマを形づくっています。

“31年ぶり”のリメイクに大きな反響

本作は今も色褪せることのない名作ですが、2025年10月17日、2026年に『魔法騎士レイアース』が新作TVアニメとして放送されることが発表されました。アニメ公式アカウントのポストには、8.8万のいいねがつくほどの反響があり、作品の高い人気がうかがえます。旧TVアニメ版は1994年に放送されたため、じつに31年ぶりの復活です。本作のリメイクについてSNSでは「令和に観れるなんて…」「本当に涙が止まらない」「ついに」と、歓喜の声があがりました。

『魔法騎士レイアース』は、創作集団・CLAMPの代表作。CLAMPはほかにも『カードキャプターさくら』『xxxHOLiC』『東京BABYLON』などの作品も手がけており、美しい絵柄や深いテーマ性が大きな魅力です。また、本作の田村直美さんによるオープニングテーマ「ゆずれない願い」はミリオンセールスを記録しており、1995年に開催された第46回紅白歌合戦にもこの楽曲で出場しました。

彩り豊かな世界観や90年代の華やかな演出が重なり、今も色あせない魅力を放ち続ける『魔法騎士レイアース』。令和となった今バージョンアップした本作を観られるのは、当時のファンにとって予想外であり、奇跡のようなニュースだといえるのではないでしょうか。


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari