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6年前「全てが完璧」と称賛浴びた“至高の日曜劇場”…朝ドラ俳優が魅せた名作

  • 2025.12.30

TBSの看板枠「日曜劇場」では、これまで数々の名作が放送されてきました。その中でも、斬新な設定と豪華キャストで話題を呼んだ作品があります。今回は、そんな「至高の日曜劇場」をご紹介します。本記事では、2019年放送のドラマ『グッドワイフ』(TBS系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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映画『君は月夜に光り輝く』イベントに出席した北村匠海(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『グッドワイフ』(TBS系)
  • 放送期間:2019年1月13日〜3月17日
  • 出演者:常盤貴子、小泉孝太郎、水原希子、北村匠海 ほか

かつて敏腕弁護士として評価されていた蓮見杏子(常盤貴子)は、出産を機に16年間弁護士の仕事を離れ、家庭を守ってきた専業主婦でした。夫・壮一郎(唐沢寿明)は、東京地検特捜部で長年手腕を振るっていた検事でしたが、ある日突然汚職疑惑で逮捕され、世間を騒がせる存在に……。これにより杏子の平穏な生活は一変してしまいます。

スキャンダルの渦中で子どもたちを守るため、杏子は長いブランクを乗り越えて弁護士としての再出発を決意。旧知の仲である多田征大(小泉孝太郎)が所属する法律事務所に入り、多田や若手の朝飛光太郎(北村匠海)らと共に依頼人の問題や法廷での難題に取り組むことになります。杏子は法律の世界と家庭の現実の両方に立ち向かいながら、失われた信頼と自分自身の価値を取り戻していくのです。

俳優陣も脚本も最高峰!完成度の高さが光る作品力

ドラマ『グッドワイフ』の最大の魅力は、何といってもその完成度の高さにあります。アメリカの人気ドラマを原作としながらも、日本版として見事に再構築された脚本は、篠﨑絵里子さんが手掛けました。複雑に絡み合う法廷ドラマと家族の絆、そして主人公の内面の葛藤が丁寧に描かれ、毎回緊張感のある展開が視聴者を引き込みました。

常盤貴子さんが19年ぶりに日曜劇場に主演として帰ってきたことも大きな話題となりました。16年ぶりに弁護士として復帰する主人公・杏子を、凛とした佇まいと繊細な演技で見事に体現しました。夫を演じる唐沢寿明さんとの夫婦の駆け引きも見どころの一つです。

SNS上では、「俳優陣も脚本も全てが完璧」という声が多く寄せられました。視聴者からは「すでに3回は観てる」という熱烈な支持も得るなど、何度見ても新たな発見がある奥深さが評価されています。小泉孝太郎さん演じる多田征大のクールでありながら包容力のある弁護士像も人気を集め、「かっこいい」「スーツ姿が素敵」といった声が多数上がりました。滝藤賢一さん、賀来千香子さん、吉田鋼太郎さんといったベテラン勢の存在感も作品に深みを与え、全体として非常にバランスの取れたキャスティングとなっています。

主題歌を担当したBUMP OF CHICKENの『Aurora』も、ドラマの世界観を完璧に表現した楽曲として高い評価を受けました。

北村匠海さんの多彩な演技力が際立つ新人弁護士役

本作で新人弁護士・朝飛光太郎を演じた北村匠海さんの演技も、大きな注目を集めました。上司にズバズバと意見を述べる生意気さを持ちながらも、抑えるべきところはしっかり抑える愛されキャラクターとして、視聴者の心を掴みました。

Xでは、「北村匠海さん演技上手い」「グッドワイフで知って他の作品も見るようになった」といった声が相次ぎました。ベテラン俳優陣の中にあって決して埋もれることなく、若手ならではのフレッシュさと確かな演技力で存在感を示しました。

また、北村さんは2025年放送のNHK連続テレビ小説『あんぱん』に主演キャストとして出演し、その演技が改めて高く評価されています。朝ドラでの熱演を見た視聴者が「グッドワイフの時も良かった」と振り返るなど、北村さんのキャリアの中でもドラマ『グッドワイフ』は重要な作品の一つとなっています。新人弁護士としての真摯な姿勢と、時折見せる意外な一面のギャップが視聴者の心を掴み、「かわいい」という声も多く寄せられました。

何度見返しても新たな発見がある名作

ドラマ『グッドワイフ』は、常盤貴子さんの19年ぶりの日曜劇場主演作として、法廷ドラマの緊張感と家族の絆を描いた秀作です。篠﨑絵里子さんによる緻密な脚本、常盤貴子さん、唐沢寿明さん、小泉孝太郎さんをはじめとする豪華俳優陣の熱演、そしてBUMP OF CHICKENの主題歌『Aurora』が見事に調和し、視聴者を魅了しました。

特に、北村匠海さんが演じた新人弁護士・朝飛光太郎は、生意気さと愛嬌を兼ね備えたキャラクターとして人気を博し、その後の朝ドラ『あんぱん』でも評価される礎となりました。「俳優陣も脚本も全てが最高」という視聴者の声が示す通り、何度見返しても新たな発見がある完成度の高い作品として、日曜劇場の歴史に刻まれる名作となっています。


※執筆時点の情報です