「嬉しすぎて涙出た」“待望の発表”に熱狂を呼ぶ…「今世紀最高の傑作」令和アニメ史に刻まれる一作

2025.12.29

漫画やアニメの中には、登場人物の姿に心を打たれ、思わず胸が熱くなる作品があります。今回は、そんな中から"アニメ制作発表に歓喜相次ぐ名作"を5本セレクトしました。

本記事ではその第2弾として、アニメ『呪術廻戦第3期「死滅回游前編」』（MBS・TBS系）をご紹介します。かつてない絶望と混沌の渦中で、自らの信念を懸けて戦い抜く虎杖悠仁たちの運命とは――？

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

作品名（放送局）：アニメ『呪術廻戦第3期「死滅回游前編」』（MBS・TBS系）
放送期間：2026年1月8日～

驚異的な身体能力を持ち、史上最悪の呪い“両面宿儺”（CV：諏訪部順一）をその身に宿した高校生・虎杖悠仁（CV：榎木淳弥）。

2018年10月31日、ハロウィンで賑わう渋谷駅周辺に突如“帳”が降ろされ、かつてない大規模な呪い合い“渋谷事変”が勃発しました。現代最強の呪術師・五条悟（CV：中村悠一）の封印を目論む呪詛師・呪霊達に対し、虎杖悠仁ら数多くの呪術師たちが集結。激戦が繰り広げられました。

そして物語は、“渋谷事変”を経て、史上最悪の術師・加茂憲倫（CV：櫻井孝宏）が仕組んだ殺し合い“死滅回游”へと突入します。魔窟と化した全国10の結界（コロニー）を舞台に、呪いの混沌は加速していくことに――。そんな大混乱の最中、絶望の中でなおも戦い続ける虎杖の前に、特級術師・乙骨憂太（CV：緒方恵美）が立ちはだかります。虎杖の死刑執行役として、無情にも刃を向ける乙骨。同じ師を持つ虎杖と乙骨、二人の死闘が今、幕を開けるのでした――。

「1.5億部突破」の名作が紡ぐ第3期アニメ

『呪術廻戦』は、芥見下々さんが週刊少年ジャンプで連載したダークファンタジーの傑作です。物語のテーマは、人間の負の感情から生まれる“呪い”と、それを呪術で祓う専門家“呪術師”たちの壮絶な闘いです。

2018年3月から約6年半続いた連載は2024年9月に完結しましたが、その熱狂は加速する一方で、デジタル版を含むシリーズ累計発行部数は1億5000万部を突破。まさに現代の少年漫画を代表する金字塔として、世界中を席巻しています。

物語は、驚異的な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁が、特級呪物“両面宿儺の指”を飲み込み、その魂に“呪いの王”を宿す事件から始まります。彼は最強の呪術師・五条悟の導きで呪術高等専門学校へ編入し、伏黒恵（CV：内田雄馬）や釘崎野薔薇（CV：瀬戸麻沙美）らと共に過酷な運命へ身を投じます。2020年のアニメ第1期では、特級呪霊たちとの激闘が高いクオリティで描かれました。

本編の前日譚にあたる『劇場版呪術廻戦 0』も重要な作品です。虎杖の先輩・乙骨憂太と幼なじみの祈本里香を巡る“愛と呪いの物語”は、全世界興行収入265億円という歴史的大ヒットを記録。この出来事は、その後の物語にも深く関わる重要なピースとなっています。

2023年の第2期で、物語は大きな転換点を迎えます。五条悟と夏油傑の過去を描く『懐玉・玉折』を経て、舞台は2018年の渋谷へ。五条の封印を巡る未曾有のテロ“渋谷事変”が勃発し、多くの犠牲と絶望を伴う総力戦が視聴者に強烈な衝撃を与えました。

これら一連のアニメーション制作を一貫して手掛けているのは、現代アニメ界の精鋭が集結したMAPPAです。ダイナミックなカメラワークと緻密な作画で表現される必殺技“領域展開”やアクションシーンは、国内外で高く評価されています。

さらに原作完結後も、芥見下々さんが原作、岩崎優次さんが作画を担当する近未来スピンオフ『呪術廻戦≡（モジュロ）』が連載されるなど、その世界観は本編を超えて広がり続けています。

2年の沈黙を破るサプライズ発表と歓喜の声

2023年12月の第2期『渋谷事変』の完結から、約2年という長い沈黙がついに破られました。ファンが一日千秋の思いで待ち焦がれた第3期『死滅回游』前編、その放送開始が2026年1月8日に決定したのです。

その発表は、あまりに鮮烈でした。公式発表に先駆け、全国10カ所の街頭ビジョンをジャックする形で謎の映像が突如出現。そこからKing Gnuとの再タッグが暗示されるという、粋なサプライズが仕掛けられたのです。満を持しての吉報に、SNSでは「ずっと待ってた」「嬉しすぎて涙出た」「楽しみすぎる」といった歓喜の声で溢れかえりました。

第3期の見どころは、かつてないスケールで描かれる『死滅回游』。命を懸けた戦いの中で浮き彫りになる人間の本質、そして過酷な世界だからこそ際立つ“希望”は、見る者の心を強く揺さぶるでしょう。

MAPPAによる至高の映像、King Gnuが奏でる楽曲、そして新たなキャラクターたち――社会現象となった『呪術廻戦』の熱狂が再び日本中を包み込みます。

「神アニメ」「人生のバイブル」「今世紀最高の傑作」と称賛される『呪術廻戦』。制作発表だけでこれほどの歓喜を呼ぶその人気は、まさに時代を象徴する名作の証といえるでしょう。

※記事は執筆時点の情報です