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『VIVANT』に迫る“華々しいスタート”を記録!「超絶おもしろい」「レベチ」10年前の【日曜劇場】巻き起こった“絶賛の嵐”

  • 2026.11.3
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寺尾聰 旭日小綬章を受賞 (C)SANKEI

長年にわたり、骨太な人間ドラマと圧倒的なスケール感で数多くの名作を生み出し、日本のテレビドラマ界を牽引し続けてきた「日曜劇場」。週末の夜に心を揺さぶる感動や熱い情熱を届けてくれる同枠には、時代を超えて語り継がれる傑作がそろっています。今回は、そんな中から“日曜劇場の人気作品”をテーマに5本セレクトしました。

本記事ではその第3弾として、事故で演奏家の道を絶たれた元サックス奏者が、荒れた高校の弱小吹奏楽部の生徒たちと全国大会を目指す学園ヒューマンドラマをご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

  • 作品名(放送局):ドラマ『仰げば尊し』(TBS系)
  • 放送期間:2016年7月17日~2016年9月11日
  • 出演:寺尾聰(樋熊迎一 役)ほか

主人公は、樋熊迎一(寺尾聰)という元プロサックス奏者です。オーケストラで活躍していましたが、事故の後遺症で思うように演奏できなくなり、プロとしての活動を断念。自宅や野外で音楽教室を開いていました。

ある日、美崎高校の校長である小田桐寛治(石坂浩二)が、そんな樋熊に吹奏楽部の指導を依頼します。学校を訪れた樋熊を待っていたのは、大人を寄せつけようとしない青島裕人(村上虹郎)や木藤良蓮(真剣佑/現:新田真剣佑)らでした。それでも樋熊は生徒たちから目をそらさず、全校生徒の前で真正面から思いを伝えます。その姿に心を動かされた吹奏楽部長・有馬渚(石井杏奈)が顧問になってほしいと願い出たことから、弱小吹奏楽部の挑戦が始まりました。

荒れた高校に元プロ奏者が飛び込んだーー心に残る名作

不良たちが音楽を通じて成長していく姿を描き、多くの視聴者の心をつかんだドラマ『仰げば尊し』。寺尾聰さん演じる樋熊と生徒たちが織りなす熱い物語は、放送開始から大きな注目を集めました。

2016年7月17日に放送された第1話は、2023年に放送された日曜劇場『VIVANT』(TBS系)の初回視聴率に迫る好スタートを記録。

初回では、小田桐が、樋熊に美崎高校へ来てほしいと頼み込みます。いざ学校へ足を運ぶと、青島たちは樋熊にも反発。それでも樋熊は引き下がらず、全校生徒の前に立って今を懸命に生きることの大切さを訴えました。元プロサックス奏者が、荒れた学校と弱小吹奏楽部の中心へ踏み込んでいく、勢いのある幕開けを飾りました。

2016年9月11日に放送された最終回では、物語の集大成にふさわしい高い注目を集めた本作。受賞面では、第5回コンフィデンスアワード・ドラマ賞で、有馬渚を演じた石井杏奈さんが新人賞を受賞しました。

SNSでは、「有終の美」「素晴らしい最終回だった」「超絶おもしろい」「レベチ」といった称賛の声があがり、物語の結末に感動した視聴者の反響が広がりました。

多部未華子が父の代わりに指揮台へーー娘・奈津紀が見せた成長

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映画「多十郎殉愛記」の舞台あいさつ 多部未華子 (C)SANKEI

樋熊の娘・奈津紀を演じたのが多部未華子さんです。

奈津紀は当初、父が高校の吹奏楽部に深く関わることを心配していました。しかし、第4話では美崎高校へ教育実習に入り、吹奏楽部のコーチとして生徒たちを支える側へ回ります。さらに終盤、父が手術を受けることになると、奈津紀は県大会で自分が指揮を執ると生徒たちに伝えました。

父を止めようとしていた娘が、最後には父の代わりに指揮台へ立つまでになる変化を、多部さんは強さと不安の両方をにじませながら演じました。

実話がモチーフ!出演者が自ら楽器を演奏した“本気の吹奏楽”

本作の土台になったのは、1980年代に神奈川県立野庭高校吹奏楽部で起きた実話です。原案である著作、『ブラバンキッズ・ラプソディー』『ブラバンキッズ・オデッセイ』に脚色を加え、オリジナルドラマとして描かれました。

撮影では、吹奏楽部員を演じたキャストが演奏シーンで実際に楽器を演奏しています。出演者自身が楽器と向き合い、さらに物語の原点を受け継ぐ卒業生たちの演奏にも触れたからこそ、劇中の合奏には青春ドラマの枠を超えた熱が感じられます。

そんな本作に、SNSでは「奇跡の実話ドラマ化」「感動をありがとう」といった声が続出。

実話を土台に、若手キャストの受賞にもつながった本作は、まさに“日曜劇場の人気作品”と呼ぶにふさわしい一作です。

※記事は執筆時点の情報です

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