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「映画館で途中退室しかけた…」「あまりにもエグすぎる」“度肝を抜く過激シーン”に悲鳴続出…「鳥肌立ちまくり」大絶賛の衝撃映画

  • 2025.12.14

ドラマや映画の中には、あまりの衝撃に目を背けたくなる作品があります。今回は、そんな中から"人間の本性をむき出しにする名作"を5本セレクトしました。本記事ではその第1弾として、映画『死刑にいたる病』(クロックワークス)をご紹介します。死刑判決を受けた連続殺人鬼から届いた一通の手紙。そこから始まる、心を操る恐怖の心理戦とは――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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日本テレビ開局70年記念舞台製作発表会見 中山美穂(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画『死刑にいたる病』(クロックワークス)
  • 公開日:2022年5月6日
  • 出演:阿部サダヲ (榛村大和 役)/ 岡田健史(筧井雅也 役)

ある日、大学生の雅也(岡田健史 / 現・水上恒司)のもとに、一通の手紙が届きます。差出人は、世間を震撼させた連続殺人事件の犯人・榛村(阿部サダヲ)でした。榛村は24件もの殺人容疑で逮捕され、すでに死刑判決を受けています。犯行当時は雅也の地元でパン屋を営んでおり、中学生だった雅也もその店に通っていました。彼にとって榛村は、ただの犯罪者ではなく、身近な“大人”の一人だったのです。

手紙の中で榛村は、自らの罪をすべて認めたうえで、「最後の事件は冤罪だ。犯人が他にいることを証明してほしい」と訴えていました。その切実な願いに心を動かされた雅也は、かつて信頼を寄せていた榛村の願いに応じ、独自に事件の真相を追い始めます。

調査を進める中で、謎の男・金山(岩田剛典)や雅也の母・衿子(故・中山美穂さん)といった人物たちの過去が複雑に絡み合っていきます。

そして、その先に待っていたのは、雅也の想像をはるかに超える、残酷で深い闇に覆われた事件の真相でした――。

櫛木理宇×白石和彌×阿部サダヲ――原作・演出・演技が生んだ怪作

映画『死刑にいたる病』は、作家・櫛木理宇さんの同名小説を原作としたサイコサスペンスです。原作は「チェインドッグ」として刊行されたのち、文庫化の際に現在のタイトルへと改題されました。

監督は『凶悪』『孤狼の血』で知られる白石和彌さん。脚本は『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』を手がけた高田亮さんがつとめ、本作で白石監督と初めてタッグを組みました。

主演の阿部サダヲさんは、24件の殺人容疑で逮捕された連続殺人鬼・榛村大和という難役に挑み、柔和な笑顔の裏に潜む狂気を見事に表現。観客の心を強く揺さぶる迫真の演技で高く評価されました。対する岡田健史さんは、榛村から届いた一通の手紙をきっかけに事件の真相を追う大学生・筧井雅也を繊細に演じています。

さらに、謎めいた男・金山一輝を岩田剛典さん、雅也の母・筧井衿子を故・中山美穂さんが演じ、物語の緊張感を一層引き立てました。

なかでも中山美穂さんには、「美人すぎる」「不安げな主婦の演技が見事」「母親役が印象的」「挙動不審の演技がすばらしい」といった感想が多く寄せられています。美しさの中に不安や弱さをのぞかせた演技が、物語に不穏さをにじませました。

SNSでは、「きつすぎて直視できなかった」「気分が悪くなるほど刺さった」「映画館で途中退室しかけた…」「あまりにもエグすぎる」「衝撃すぎて翌日まで引きずった」といった声が続出。こうした反応からも、白石和彌監督の容赦ない過激な演出と、キャスト陣の鬼気迫る演技が、観る者の心にトラウマ級の衝撃を残したことが伝わってきます。

本作は単なるサスペンスの枠を超え、人間の心の闇と恐怖を突きつける心理スリラーとして高く評価されました。なお、阿部サダヲさんは本作で第46回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞しています。

「心を操られる」恐怖――ラスト1分の衝撃

本作の最大の見どころは、主演・阿部サダヲさんが演じる殺人鬼・榛村の圧倒的な存在感にあります。人懐っこい笑顔の裏に潜む狂気があまりにもリアルで、「目が完全にシリアルキラー」「サイコ感が怖い」「阿部サダヲの怪演に震えた」といった声が数多く寄せられました。

榛村は、単なる残虐な犯人ではありません。柔らかな物腰で相手の懐に入り込み、大学生・雅也の心を少しずつ侵食していきます。信頼や好意を利用して相手を支配するその手口は、まるで真綿で首を絞めるようにじわじわと恐怖を増幅させます。SNSでも「リアルすぎる」との声が相次ぎました。

榛村がかつて雅也にとって“優しいパン屋の店主”だったという過去が、この恐怖をより際立たせています。

一部の視聴者からは「オチが難解だった」といった声もありましたが、その一方で「キャスト陣の演技が圧巻」「完成度が高い」「鳥肌立ちまくり」と絶賛する声が相次いでいます。

さらに、「ラスト1分の衝撃」「心をえぐる圧巻のラスト」「終わってからもしばらく席を立てなかった」という声が、作品への没入度の高さを物語っています。

容赦のない描写と俳優陣の怪演が、人間の理性と本能の境界をえぐり出す――まさに“本性をむき出しにする名作”と呼ぶにふさわしい一作です。


※記事は執筆時点の情報です