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「離脱した人戻ってきて!」“右肩上がり”に評価を上げた至高作…「こんなドラマ観た事がない」視聴者騒然の作品力

  • 2025.12.14

緻密に作り込まれたセットや、息をのむような映像美によって構築される“圧巻の世界観”。現在放送中(2025年12月14日現在)のドラマにおいても、現実を忘れさせるほどの没入感や、独特の空気感で視聴者を物語の深淵へと引き込む作品が、大きな話題を呼んでいます。今回は、そんな“圧巻の世界観で魅せる2025年ドラマ”5選をセレクトしました。

本記事では第5弾として、2025年放送のドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“圧巻の世界観で魅せる2025年ドラマ”『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』

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「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」完成披露試写会 神木隆之介(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ系)
  • 放送期間:2025年10月1日~12月17日

あらすじ

昭和59年の秋。蜷川幸雄に憧れる演出家志望の久部三成(菅田将暉)は、自身のあまりに横暴な振る舞いが原因で劇団を追放され、路頭に迷っていました。あてもなく街を彷徨っていた久部が迷い込んだのは、ストリップ小屋のネオンが怪しく輝く商店街。渋谷駅から8分でたどり着くことから「八分坂」と呼ばれています。

八分坂のアーケードには、「Pray speak what has happened(何があったか話してごらん)」という意味深な言葉が刻まれていました。そこで久部は、無料案内所に座る謎めいたおばば(菊地凛子)に手招きされます。彼女に誘われるまま、久部は“WS劇場”の扉を開き、未知の世界へと足を踏み入れることになります―。

ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』の見どころ ※ネタバレあり

ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』は、脚本家・三谷幸喜さんが25年ぶりに民放ゴールデン・プライム帯の連ドラを手掛けた作品です。1984年の渋谷を舞台に、三谷さん自身の経験に基づいた青春群像劇が展開され、劇団のような熱量と慌ただしさが入り混じる独特の世界観が構築されています。SNSでは「離脱した人戻ってきて!」「回を追うごとに面白い」「2話からどんどん面白くなりました」と、後半に向けて加速する面白さを訴える熱いコメントが寄せられています。

そんな本作は、笑いの要素だけでなく、若者たちの夢と挫折、そして一瞬の輝きを描いたエモーショナルな演出も見どころ。三谷作品特有のコミカルな掛け合いのなかに、ふと訪れる切ない瞬間が視聴者の心を強く揺さぶります。SNSでは「毎回号泣」してしまうという感想や、青春の終わりを予感させるような繊細な描写に対し「こんなドラマ観た事がない」といった称賛の声が上がっています。笑って泣けるエンターテインメントとしてだけでなく、記憶に残る美しい映像作品として多くの視聴者に愛されているようです。

圧巻の快演で魅せた神木隆之介

ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』では、菅田将暉さんや二階堂ふみさん、神木隆之介さんといった実力派俳優が勢ぞろいしていることでも話題を集めています。特に、神木さんは脚本を担当した三谷幸喜さんの“青年時代”をモチーフにしたキャラクターを演じています。

その圧巻の演技は視聴者を圧倒しました。SNSでは「演技が神がかっててる」「本当にそういう人がいるみたい」といった絶賛の声が続出。神木さんの確かな演技力が、三谷ワールドの原点とも言える世界観に見事なリアリティを与えていました。


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です