1. トップ
  2. 「とんでもないな…」夫の愛人が放った“宣戦布告”に視聴者唖然…“ドロ沼展開”で魅せた名ドラマ

「とんでもないな…」夫の愛人が放った“宣戦布告”に視聴者唖然…“ドロ沼展開”で魅せた名ドラマ

  • 2025.12.28

物語の空気を一瞬にして凍りつかせたり、見る者の胸を鋭くえぐったりするような、たったひと言のセリフ。ドラマの世界では、登場人物が放つ魂の叫びや、予想だにしない告白が、その後の展開を大きく決定づける瞬間がこれまでも数多く描かれてきました。今回は、そんな““衝撃のひと言”が印象に残るドラマ”5選をセレクトしました。

本記事では第5弾として、2018年放送のドラマ『あなたには渡さない』(テレビ朝日系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

““衝撃のひと言”が印象に残るドラマ”『あなたには渡さない』

undefined
ダイヤモンドのような永遠の輝きを放つ女性に贈られる「フォーエバーマーク賞」を受賞した女優の木村佳乃(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『あなたには渡さない』(テレビ朝日系)
  • 放送期間:2018年11月10日~12月22日

あらすじ

連城三紀彦さんの小説『隠れ菊』を原作に、テレビ朝日系列で放送された実写ドラマ。

専業主婦の上島通子(木村佳乃)は、料亭の御曹司であり板長も務める夫・旬平(萩原聖人)と結婚し、20年にわたり家庭を守り続けてきました。しかし、ある日突然、通子の前に夫の愛人を名乗る女性・矢萩多衣(水野美紀)が現れます。多衣は「ご主人をいただきにまいりました」と告げ、旬平の署名入り離婚届を通子に突きつけました。

さらに通子は、料亭が倒産寸前であるという思いもよらぬ事実まで知らされ、絶望の淵に立たされます。それでも持ち前の勝ち気さを発揮し、なんと多衣に対して夫との婚姻届を6,000万円で買い取ってもらうことを提案するという驚きの行動に出た通子。そして、その資金を元手に自らが女将となって料亭を立て直すことを決意し、40代の男女による激しく濃厚なラブ・サスペンスが幕を開けるのでした―。

ドラマ『あなたには渡さない』の見どころ ※ネタバレあり

ドラマ『あなたには渡さない』は、夫を巡る妻と愛人の壮絶な争いを描いた愛憎劇ですが、そのあまりに強烈な展開は視聴者を困惑させると同時に、一種のネタドラマとしての側面も持ち合わせています。常軌を逸した修羅場の連続に、SNSでは「ドロッドロ」とリアリティを超えたカオスな世界観に苦笑する声や、感情の振れ幅が激しすぎるキャラクターたちに対し「登場人物の言動が理解できない」といった、その異様なテンションに圧倒された感想が寄せられました。

しかし、そんな狂気じみた物語を成立させているのが、主演の木村佳乃さんとライバル役の水野美紀さんによる怪演とも言える圧倒的な演技力です。一歩も引かない女同士のプライドがぶつかり合うシーンは圧巻で、SNSでは「演技力高すぎ」と実力派女優2名の競演を称える声や、画面越しにも伝わる緊迫感に「女の闘い半端ない!」という興奮のコメントが相次ぎました。なかには、「木村さん主演の連ドラはどれもアタリ」といったコメントを残す方も見られ、木村さんの高い演技力が作品の質を高めていることが伺えます。

ドラマ『あなたには渡さない』で視聴者を驚愕させたひと言

木村佳乃さん主演のドラマ『あなたには渡さない』は、女同士の壮絶な愛憎劇が「ドロドロすぎる」と大きな話題を呼びました。物語の幕開けから衝撃を与えたのは、水野美紀さん演じる愛人・矢萩多衣が、木村さん演じる本妻・上島通子のもとへ突然現れ、放った「ご主人をいただきにまいりました」というひと言。宣戦布告とも取れるこの大胆不敵なセリフは、視聴者に強烈なインパクトを与え、泥沼の戦いの始まりを告げる象徴的なシーンとなりました。

しかし、木村さん演じる本妻・通子も負けてはいません。物語中盤、通子が萩原聖人さん演じる夫・旬平に対して、服を脱ぎながら言い放った「今晩一晩のあなたを6,000万で買う」というセリフもインパクト大です。あまりにも非日常的でインパクトの強い言葉の数々に、SNSでは「とんでもないな…」といった驚きの声に加え、「セリフに笑っちゃう」といった過激さを一周回って楽しむ視聴者の反応も多く見られました。

ドラマ『あなたには渡さない』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“女のプライドを懸けた壮絶バトル”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です