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「マジで30回以上観てる」公開から12年…一度観たら忘れられない“熱狂リピーター続出アニメ”

  • 2025.12.17

脳裏に焼き付いて離れない衝撃的な展開や、いつまでも心に残る深い余韻。アニメの世界では、圧倒的な映像美や魂を揺さぶるストーリーによって、観る者の記憶に強烈な爪痕を残す作品が、これまでも数多く生み出されてきました。今回は、そんな“一度観たら忘れられないアニメ作品Part2”と題して5作品をセレクトしました。

本記事では第2弾として、2013年公開の映画『風立ちぬ』(東宝)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“一度観たら忘れられないアニメ作品Part2”映画『風立ちぬ』

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GoogleGeminiにて作成(イメージ)
  • 作品名(配給):映画『風立ちぬ』(東宝
  • 公開日:2013年7月20日

あらすじ

幼い頃から空への憧れを抱いて育った堀越二郎(CV:庵野秀明)は、震災の混乱の中で、少女・里見菜穂子(CV:瀧本美織)と運命的な出会いを果たします。やがて飛行機の設計技師として就職した堀越は、その才能を見込まれ、同期の本庄(CV:西島秀俊)らと共にドイツや西洋諸国への技術視察を行い、知識を深めていきました。

そんなある夏、避暑のために訪れた山のホテルで、堀越は菜穂子と再会し、2人は結婚します。菜穂子は病弱で療養所での生活が長引きますが、堀越は愛する人の支えを胸に、自身の夢である新しい飛行機作りに没頭していくことになります―。

映画『風立ちぬ』の見どころ ※ネタバレあり

宮崎駿監督が執念を注ぎ込んだ映画『風立ちぬ』は、飛行機作りに情熱を燃やす青年・堀越二郎の半生と、薄幸の少女・菜穂子との美しくも切ない愛の物語を描いた作品です。夢を追いかける高揚感と、戦争という逃れられない現実、そして限りある命を懸命に生きる2人の姿は涙なしには見られません。SNSでは「嗚咽して泣いた」「ジブリ作品で1、2を争うほど好き」といった称賛の声を寄せるファンが多く見られました。

また、「マジで30回以上観てる」という熱狂的なリピーターの報告や、一生のバイブルとして「死ぬまでにあと50回は観る」と語る声が上がるほど、長く愛され続ける名作となっています。その理由に、ストーリーの奥深さはもちろん、風の表現や空の青さに代表される圧倒的な映像美があげられます。観る年齢やタイミングによって受け取り方が変わる味わい深い作品です。

「この声以外ありえない」主人公の声優を務めた・庵野秀明

スタジオジブリの映画『風立ちぬ』では、主人公・堀越二郎の声優をアニメ『エヴァンゲリオン』シリーズの監督である庵野秀明さんが務めたことが大きな話題となりました。しかし、本業が声優ではない庵野さんのアフレコに対し、厳しい声も少なからず上がっていたようです。しかし、SNSでは「抑揚のなさが癖になった」「この声がいい」、さらには「この声以外ありえない」といった絶賛の声が聞かれるようになり、実直で不器用な二郎という人物を表現するうえで、庵野さんの声は代えがたい魅力となっていたのです。

映画『風立ちぬ』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“天才技術者・堀越二郎の栄光と苦悩”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です