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「かなりエグい…」“過激シーンの連続”に視聴者騒然…それでも「世界で一番のドラマ」と称される作品力

  • 2025.12.17

動画配信プラットフォームの進化により、映画さながらの圧倒的スケールを誇る作品が次々と誕生しています。今回は、そんな「驚異の完成度で魅せた配信作品」をご紹介します。

本記事では、2025年配信のドラマ『今際の国のアリス』シーズン3(Netflix)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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映画『窓辺にて』の公開記念舞台挨拶に出席した玉城ティナ(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):Netflixシリーズ『今際の国のアリス』シーズン3(Netflix)
  • 配信開始:2025年9月25日
  • 出演者:山﨑賢人、土屋太鳳、磯村勇斗、三吉彩花、毎熊克哉 ほか

アリス(山﨑賢人)とウサギ(土屋太鳳)が「今際の国」ですべての「げぇむ」に勝利し、元の世界に戻ってから4年が経過しました。二人は結婚し、穏やかな日々を過ごしていましたが、ある日ウサギが突然姿を消してしまいます。ウサギは、死後の世界を研究しているリュウジ(賀来賢人)に導かれ、今際の国へと旅立ってしまったのです。一方、アリスの前に、今際の国の国民となったバンダ(磯村勇斗)が現れ、ウサギの所在を伝えると同時に、最後のカード「JOKER」を提示してきました。アリスは再び今際の国へと旅立ち、ウサギを取り戻すべく戦うのでした――

最新VFX技術が生み出した圧巻の映像美とリアルな過激描写

原作『今際の国のアリス』(作・麻生羽呂/小学館「少年サンデーコミックス」刊)から着想を得た大人気ドラマシリーズである本作。シーズン3は、完結後の世界を描いた完全オリジナルストーリーとなります。先が読めない展開とともに、最新のVFX技術と大規模セットを組み合わせた映像表現が大きな話題となりました。デジタル・フロンティアがVFXヘッドスタジオを務め、直径400メートル規模の土石流や水害シーンなど、これまで以上にスケールアップした映像が制作されています。

特に注目を集めたのが、その過激さと生々しさです。命懸けの「げぇむ」を描くため、グロテスクな描写や暴力的なシーンが容赦なく展開されます。Xでは「かなりエグい…」といった声や、「とんでもないな」という意見も見られました。

しかしその一方で、こうした過激な表現こそが本作の魅力であり、「世界で一番のドラマ」「一気見した…」と、シリーズを通して観てきたファンの喜びの声や、デスゲームのリアリティを評価する声が多く寄せられていました。VFXの精巧さと相まって、視聴者を圧倒的な没入感へと引き込む映像体験を実現しているのです。

青髪が印象的!玉城ティナさんの魅力あふれるレイ役

期待を上回る展開で視聴者を釘付けにした本作。シーズン3から新たに登場したキャラクターの中で、特に話題となったのが、玉城ティナさん演じるレイです。青髪のボブヘアという印象的なビジュアルで、アニメオタクの大学生という役柄を演じました。

不敵に微笑む青髪の少女レイは、その謎めいた存在感で作品に新たな彩りを加えています。Xでは「玉城ティナほんま可愛い」「可愛すぎて話が入ってこない」といった声が相次ぎました。青髪という大胆なイメージチェンジも話題となり、彼女の存在が作品に与えた影響は大きく、新シーズンに欠かせない存在となりました。

快挙を成し遂げた名作

ドラマ『今際の国のアリス』シーズン3は、Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で1位を獲得し、世界87の国と地域でTOP10入りを果たすという快挙を成し遂げました。日本発の実写作品として異例の成功を収めています。佐藤信介監督が手掛ける最新のVFX技術と大規模セットによる映像美、そして過激ながらもリアリティあふれる描写は、世界中の視聴者を釘付けにしました。また玉城ティナさんをはじめとする新キャストの魅力的な演技も、作品に新たな息吹を吹き込んでいます。

賛否両論はあるものの、その圧倒的な完成度とスケール感は、日本の配信ドラマが世界で戦える可能性を証明した作品といえるでしょう。

配信作品ならではの自由度の高い表現と、映画並みの制作クオリティが融合した本作は、まさに「驚異の完成度で魅せた配信作品」の代表格といえます。


※執筆時点の情報です