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「リアルすぎる…」“異常なまでの没入感”に騒然…度肝を抜く“圧巻シーン”が光る名映画

  • 2025.12.24

私たちが当たり前だと信じている正義や、無意識のうちに築いた倫理観。そうした固定観念を根底から覆し、善悪の境界線や人間の本質を鋭く問いかけてくる作品が、これまでも数多く生み出されてきました。今回は、そんな“観る者の価値観を揺さぶる衝撃作”5選をセレクトしました。

本記事では第2弾として、2020年公開の映画『サイレント・トーキョー』(東映)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“観る者の価値観を揺さぶる衝撃作”映画『サイレント・トーキョー』

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撮影に応じる広瀬アリス(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画『サイレント・トーキョー』(東映)
  • 公開日:2020年12月4日

あらすじ

秦建日子さんの小説『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』を原作に、監督:波多野貴文さん、脚本:山浦雅大さんらで実写映画化。

クリスマスイブの東京。あるテレビ局に、テロ容疑者である朝比奈仁(佐藤浩市)から「恵比寿に爆弾を仕掛けた」という1本の電話がかかってきます。半信半疑で中継に向かったテレビ局契約社員の来栖公太(井之脇海)と、たまたま買い物に来ていた主婦の山口アイコ(石田ゆり子)は、騒動の中で爆破事件の実行犯へと仕立て上げられてしまいます。

刑事の世田志乃夫(西島秀俊)泉大輝(勝地涼)は、直ちに犯人の行方を追い始めます。爆破予告時間が刻一刻と迫るなか、犯行現場として指定された渋谷のハチ公前や付近のスクランブル交差点には野次馬や物見遊山の人々が殺到します。

そして、多くの人で埋め尽くされたその場所で、現実に爆発が起きてしまうのでした――。

映画『サイレント・トーキョー』の見どころ ※ネタバレあり

映画『サイレント・トーキョー』は、クリスマスの東京を舞台に連続爆破テロを描いたサスペンス大作ですが、そのリアリティや脚本の細部については一部で厳しい指摘も見受けられます。特に登場人物の台詞回しや社会描写などに対し、SNSでは「少し現実離れしてた」といった声も見られました。原作小説と一部異なる設定や展開もあり、違和感を覚える方もいたようです。

一方で、ノンストップで繰り広げられるパニックムービーとしてのエンターテインメント性は見どころ。豪華キャスト陣の競演とスケールの大きな映像は圧巻で、特に本作の大きなテーマとなっている爆発シーンの迫力は度肝を抜かれます。SNSでは「最後まで目が離せない」「リアルすぎる…」「震えた」「テンポもよく緊迫感があった」といった異常なまでの没入感に驚きと称賛の声が集まっており、99分というタイトな尺の中で緊張感が途切れることなく進む物語に心を掴まれた観客が多く見られました。

極限状態での表情が引き込まれる広瀬アリスの高い演技力

映画『サイレント・トーキョー』では、佐藤浩市さんや石田ゆり子さん、西島秀俊さんといった豪華キャストが出演していることもポイント。特に、興味本位で渋谷スクランブル交差点へ足を運び、事件に巻き込まれてしまう高梨真奈美を演じた広瀬アリスさんの存在感は抜群です。予期せぬテロの恐怖に直面した一般市民の混乱と葛藤をリアルに体現し、物語に強い説得力を与えていました。

そんな広瀬さんの演技に対し、SNSでは「演技が自然でよかった」「総じて良い演技」「特に印象に残った」といった称賛の声が寄せられています。とりわけ極限状態での振る舞いの演技が評価されており、「目や表情の演技が凄く素敵」など、広瀬さんの等身大の演技が、多くの観客の記憶に残るものとなりました。

映画『サイレント・トーキョー』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“衝撃のノンストップ・サスペンス”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です