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社長「契約社員の賃金は上げられない」社員「僕も辞めます」理不尽さに納得できず…その後、社員の一言で“態度が一変”したワケ【マジクソかんぱにー】

  • 2025.12.25

会社で働いていると、どれだけ努力をしても報われない…そんな現実にぶつかることがあります。「自分はバイトだから…」「契約社員だから」と、言いたいことを飲み込み、諦めてしまう人も多いでしょう。しかし、勇気を出して“本音を伝えること”が、未来を変えるきっかけになるもしれません。

実際の体験談をもとにしたショートドラマを配信する「マジクソかんぱにー」の『雇用の隔壁(3話)』は、そんな“職場での不満と葛藤”によくある話をテーマとしたドラマです。

【ショートドラマ】雇用の隔壁(3話)#ショートドラマ

「でなければ僕も辞めます」男性社員の宣言

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出典:@buzzdrama0617

「契約社員が正社員より働いてるのはおかしいですよ」

男性社員は社長に訴えます。しかし、返ってきたのは相変わらず冷たい返事でした。「契約社員の賃金は簡単に上げられないって、何度も言ってんだろ」

「だとしたら、白石の人件費を削るべきです」ところが、社長は表情ひとつ変えず言い返します。「正社員の給与は簡単に減額できないの」

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行き詰まる話し合いの中で、男性社員はある提案を切り出しました。「じゃあ堀切さんの労働条件を、一部変更してください」

そして、ある宣言をします。「でなければ、僕も5月末で辞めます」

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その言葉を、堀切は隠れて聞いていて「なんで私なんかのために…」と、小さく呟くのでした。

 男性社員の出した条件

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「なんでお前が、そこまですんだよ」

社長が疑問をぶつけると、男性社員は迷いなく答えます。「頑張ってる人が正当な評価を受けられない会社に入った覚えはないですよ」

その言葉に、社長はしばらく考え込むように視線を落とします。

「で、お前の考える条件は?」

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男性社員は静かに、しかしはっきりと告げます。「白石でなく僕の下につけること、あとは契約を一年でなく半年更新にしてください」

少しの沈黙のあと「分かったよ」社長が短く返しました。「お時間いただきありがとうございました。失礼いたします」

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男性社員が部屋を出ていくと、社長は深いため息をつきながら天井を見上げるのでした。

堀切の過去

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男性社員が席に戻り仕事を再開していると、堀切が部屋にそっと入ってきました。

そして「すみませんでした」と頭を下げます。

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「堀切さん…なんで謝るんですか?」堀切は躊躇いながらも口を開きました。「最初は余計なこと言わないでって思ってしまったんです…」

「余計なことしてすみませんでした」

「いえ。謝るのは私の方です…こんなに私のためを思ってくれてたのに」

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そう言われた男性社員が、ポツリと本音をこぼします。「過去の出来事を思い出したら、居ても立ってもいられなくなって」

実は堀切は、かつて仕事で落ち込んだときに男性社員に相談していたことがあったのです。

気持ち新たに仕事に取り組む堀切、そしてーーー

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「わざわざ私のために、ありがとうございます」

堀切が頭を下げると、男性社員は優しく返しました。

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「堀切さんみたいに真面目で頑張り屋さんほど抱え込んでしまいがちだから、今後は何かあれば相談してほしいです」

「はい、ありがとうございます」小さく頷く堀切。「今までと同じ思いはさせないので、これからは一緒に仕事できたら嬉しいです」

「よろしくお願いします」その言葉に、堀切はようやく少しだけ笑顔を見せました。

ーーー

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それから、堀切は男性社員の下で懸命に働きます。

以前とは違い、表情も明るくなり笑顔も増え、仕事に前向きに取り組むことができているようでした。

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そして努力がついに実を結び、堀切は晴れて正社員として迎えられることに。

…ただ一人、白石だけはそれを面白くなさそうに見ているのでしたーーー。

真面目な人が報われる社会を目指そう

「仕事をどれだけ頑張っても、正しく評価されなかった」そんな経験をしたことがある人は案外少なくありません。

TikTokのコメント欄には「堀切さんの頑張りが認められて良かった」といった声が、多数寄せられていました。

会社の中には、楽をして利益を得ている人がいる一方、真面目に働いている人が損をする場面も存在します。こうした理不尽が起きないように、努力がきちんと評価されるーーそんな当たり前の社会であってほしいものですね。

紹介作品

コンテンツ提供協力

かつての体験談をもとにしたショートドラマを多数発表しているクリエイター集団。上司と部下、それぞれが抱える苦悩や葛藤など、社会人なら誰もが共感できる作品が高い評価を得ています。