社員「現金で返すべき」同僚「PayPayで」返金方法を巡って“社内裁判に”…議論の末、事態が“一気にこじれた”ワケ【マジクソかんぱにー】

PayPayを始めとするキャッシュレス決済が普及した今、お金の貸し借りをめぐる「返金方法」が新たなトラブルの種になっているようです。借りた側は便利な方法で返したい、貸した側は自分の都合に合った方法で返してほしい…そんなことで喧嘩になる人たちが後を絶ちません。どちらの言い分にも理があるように思えますが、果たして正解はあるのでしょうか？

実際の体験談をもとにしたショートドラマを配信する「マジクソかんぱにー」の『払払裁判』は、そんな「返金方法」をテーマとしたドラマです。

【払払裁判】PayPayはダメですか…？#ショートドラマ

借りたお金の返金方法を巡って社内で裁判勃発！

「借りたお金はPayPayではなく現金で返すべきだと考えます」

ある日、職場で始まったのは「借りたお金の返金方法」を巡るミニ裁判。どうやら、梶原が白石に借りたお金をPayPayで返そうとして、揉めているようです。

あまりにヒートアップする2人を見かねて、同僚が裁判官役として仲裁に入ることになりました。

なぜPayPayではなく現金で返してほしいのか、裁判官が尋ねると白石は「家賃や携帯の支払いを口座振替にしているからです」と1つ目の理由を答えました。

口座に現金が必要だからPayPayで返されても困る、ということ。確かに、一理ある主張です。

裁判官役の同僚が「梶原さん、反論はありますか？」と尋ねると、梶原はすかさず口を開きました。

「はい。白石さんは口座振替にしてると言いましたが、以前コンビニで支払いしているところを見ました」

梶原は得意げに続けます。

「それならPayPayで返した方が手間も省けるため、PayPayでの返金を拒否する理由にはならないと思います」

実は口座振替じゃないだろ！という痛烈な指摘が入りました。

白石の反撃、そして論点がずれていく…

「あれはZOZOTOWNの『ツケ払い』を払っただけで、公共料金ではありませんので、主張に矛盾はないと思います」

白石は冷静に返します。しかし梶原は馬鹿にしたように「え、ツケ払い？学生じゃないんだから…」笑いました。

「あんたがなかなか返さないからでしょ！」

ツケ払いを笑う梶原に、白石は怒りました。アパレルショップでの買い物をツケ払いにせざるを得なかったのは、梶原がなかなかお金を返してくれなかったからだ…白石はそう言いたいようです。

言い争う2人を、裁判官が「静粛に」と制止します。

気を取り直して、白石は「現金で返してほしい2つ目の理由」を話し始めました。

「2つ目は手数料がかかるからです。仮にPayPayで返してくれるとしても、口座へ移すための手数料も含めて送るのが筋だと思います」

確かに、PayPayから銀行口座に移すには手数料がかかります。借りた側が負担すべき、という主張ですね。

しかし梶原は「手数料がかかるのは知ってますけど、せいぜい1,000円程度ですよ。器の広い人はそんなことでごちゃごちゃ言わないと思います」と反論。

この言い方に、また白石の怒りが爆発しました。

「あんたホントに“借りてる側”ってこと忘れないでよ！」

支払い方法じゃなくて、態度が気に入らない！

梶原は折れて「はいはい。もう手数料込みで返すのでPayPayでいいですか？」と言いますが、白石の怒りは収まりません。

「私はあんたのその態度が気に入らないの」

もう完全にヒートアップしています。支払い方法の議論から、梶原の態度への批判にシフトし始めました。

白石は続けます。

「まずは『遅れてごめんなさい、ありがとうございます』でしょ？」

完全に礼儀作法の指導が始まりました。梶原は「はいはい、遅れてすいません。ありがとうございます」と適当に返しますが…

「その次は『PayPayでもよろしいですか？』でしょ」

白石の要求は続きます。梶原は渋々「…PayPayでもいいですか？」と言い直しました。

梶原が大人しく要求に従ったことで、やっと白石は満足したようです。ソファに腰をおろしました。しかし、次の白石の言葉に、梶原はびっくりしてしまいました。なんと、白石は

「そう。それで、4万円送って」

そう言ったのです！

借りた金額より3,000円も多く要求され、梶原は「は？なんでですか？」と尋ねます。

白石は当然のように「利息」と答えました。

「遅れた上に態度も悪いし、PayPayも許してあげたんだから」と、そういうことのようです。

「いやいや、それは話が別でしょ？」

梶原は思わず言ってしまいました。

口汚く罵りあう2人に、裁判官役の同僚はウンザリ。

「ああ、もうやってらんねぇ！」と、とうとう匙を投げてしまいました。

あなたはどっちの味方？

PayPayか現金か…金銭の貸し借りをめぐるトラブルを扱ったこの動画には、視聴者からさまざまな意見が寄せられていました。

YouTubeショートのコメント欄で最も多かったのは、「借りたときと同じ方法で返すのが常識」「現金で借りたなら現金で返すべき」という声。「借りた側に選択権はない」「別の方法で返すなら相手の承諾が必要」といった書き込みも見られ、白石側に理があるという意見が圧倒的でした。

一方で、「そもそもお金を貸さない・借りないのが一番」「貸す時に返済方法や期日を明確にすべきだった」という根本的な指摘も。

もしあなたが裁判官役だったら、白石と梶原に対し、どんな判決を下しますか？

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紹介作品

• 払払裁判

コンテンツ提供協力

• マジクソかんぱにー（YouTube／TikTok／Instagram）
  かつての体験談をもとにしたショートドラマを多数発表しているクリエイター集団。上司と部下、それぞれが抱える苦悩や葛藤など、社会人なら誰もが共感できる作品が高い評価を得ています。