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「時々いるんだよな」新幹線で暴れるわが子…私はダメ親?聞こえてきた乗客の声とは<ママ友トラブル>

  • 2025.12.2

念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。

みやこさんの出産祝いに来た高校の友人・あさ子とその家族の非常識すぎる行動に呆れ、その日のうちにあさ子の連絡先をブロックしたみやこさん。しかし後日、友人のさえ菜が、あさ子を連れて家に来てしまいます。

あさ子に「どうして子どもたちを叱らないの?」と質問すると、『叱らない育児』を実践しているというのです。

まともに調べもせずに「子どもを叱らなくていいんだ♪」と誤解したあさ子は翌日、児童館へ。そこには初めて会うママさんと、2歳のアイちゃんがいました。

しばらくすると、アイちゃんが遊んでいたおもちゃを双子が取り合い、アイちゃんを泣かせてしまいますが、あさ子は双子の暴力を止めず、「自分の気持ちを正直に言えてえらい」と息子たちを褒め始めたのです!

アイちゃんもママさんも、思いがけないあさ子の言葉に言葉を失ってしまいます。さらに、双子の暴力が止まらず……!?

わが子が人を傷つけても謝罪さえせず……

息子が他の子の髪の毛を引っ張っているときも止めずに「アイちゃんと遊びたかったのねぇ」と悠長に声をかけるあさ子。非常識すぎる行動に驚いた親子は、逃げるように児童館をあとにしました。

そんな親子の心情などつゆ知らず、『叱らない育児』が自分にとってすごくラクだと気づいたあさ子は後日、双子を連れて新幹線で友人の結婚式へ向かいます。

しかし、車内の通路で子どもたちは暴れまわり、駅員に「他のお客様のご迷惑になるので、お子さまを席に座らせていただけますか?」と注意されますが、「座るように言っても聞かないんですよ。そのうち飽きると思うので」と言い返して、注意もせず、放っておくあさ子。

「お母さん、子どもたちをちゃんと叱ってあげてください」

係員にぴしゃりと言われてしまい、「なによ!」とムッとしていると、さらに

「ときどきいるんだよな~ああいう子どもを野放しにする親」という嫌味が耳に入りました。

「私、周りのみんなに“ダメな親”って思われてる……?!」

これは「叱らない育児」なんだから!

子どもたちを叱ったら、暴れてもっと大変なんだから!

そう心の中でつぶやくあさ子。

どんな育児の考え方や子育て方針であれ、人に迷惑をかける行為は許されることではありません。まして、迷惑行為を放置するなどもってのほか。この非常識な言動を非常識だと気づかないあさ子……注意してくれる人がいても、あさ子自身が聞く耳を持たないのであれば、伝わりません。

どんな育児方針であれ、子どもの自主性を尊重しながらも、社会で生きるために必要な「やってはいけないこと」の境界線を親がしっかり示すことの大切さを、改めて考えさせられますね。


著者:マンガ家・イラストレーター あおば

ベビーカレンダー編集部

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