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新幹線でグズる息子、夫「迷惑になる」「ちゃんとあやして」→ 乗客「お父さんも」夫は小さ〜く苦笑い

  • 2026.5.8

0歳の息子を連れ、初めての新幹線移動にドキドキしていた私の友人・梨花さん(仮名)。慣れない環境で息子がグズり始め、夫からも「早く泣き止ませて」と言われさらに焦ってしまい……そんなとき、居合わせた乗客の男性がかけてくれた言葉が、ピリッとした空気を変えてくれました。

ゴールデンウィークの帰省

私はゴールデンウィークに、0歳の息子を連れて夫の実家へ帰省することになりました。遠方のため、新幹線での移動です。息子を連れての長距離移動は初めてで、数日前から荷物の準備をしながらも、落ち着かない気持ちが続いていました。

そして迎えた当日。なんとか乗車し、予約していた席に座ってほっとしたのも束の間。

車内でグズる息子

しばらくすると、息子がグズり出したのです。まだ授乳の時間ではなく、おむつでもない様子。おそらく慣れない環境に戸惑っているのだろうと思い、私は抱っこしてあやしました。それでもなかなか泣き止まず、周りの視線が気になって気持ちばかりが焦っていきます。

そんな中、夫が小声で「……迷惑になるから、泣き止ませてよ」と。抱っこを変えてみたり、背中をさすったりしても、息子の泣き声はなかなかおさまりません。

その焦りに追い打ちをかけるように、夫は「なにしてんの? ちゃんとあやさないと!」と続け、私はどうしたらいいのか分からなくなっていました。

隣の席の男性から……

そのときです。通路を挟んで隣の席にいた、60代くらいの男性が声をかけてくれました。「こんなに混んでたら、そりゃ落ち着かんよ〜。俺も泣きたいくらいや」と冗談めかした口調です。

さらに「全然うるさくないから大丈夫!」「お父さんも、ちょっと落ち着いて(笑)」と続けます。責めるような空気はなく、とてもやわらかい口調でした。夫も思わず苦笑いしながら小さく会釈し、私は「ありがとうございます……!」と返しました。

男性は少し照れたように、「今から孫に会いに行くところやから。ちょうどその子くらいなんよ」と息子に優しく笑いかけてくれたのです。

そのあとに残った気持ち

男性のあたたかい言葉で、ふっと肩の力が抜けたのを感じました。そして慣れない中でどうにかしようと焦っていた自分に、少しだけ余裕が戻りました。

あのときのやり取りは、押しつぶされそうになっていた気持ちをそっとほどいてくれた出来事として、今も心に残っています。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。

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