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男性「5時間かかった…」雪の中、大内宿に着いた直後… 待ち受けていた“結末”に「旅、終了」

  • 2025.12.30

一軒家を手放し日本全国で車中泊生活を送るアラフォー夫婦・なべおさんとなべちゃんさん。車中泊の日常や仕事の様子をYouTubeチャンネル『車中泊なべひとつ』で紹介しています。

今回は同チャンネルにアップされている数多くの人気動画の中から『【雪の車中泊】冬の福島県で人気の観光地へ』という動画を紹介します。2025年3月1日に投稿されたこの動画では、冬の時期に福島で人気の観光スポット「大内宿」へ行ったときの様子が紹介されています。

いったい、どのような旅になったのでしょうか?

雪の大内宿へ

「なべひとつ」を持ち、トヨタのタウンエースで車中泊をしながら旅をしている配信者さん夫婦。

奥さんのなべちゃんさんは「鍋で調理しながら暮らしている」と話しますが、旦那さんのなべおさんからはすかさず「いやいや、3ヶ月に1回くらいでしょ」とツッコミが入ります。そんな和やかなやり取りとともに、動画は楽しそうな雰囲気でスタートしました。

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出典:車中泊なべひとつ

今回二人が向かうのは、会津若松からおよそ1時間の場所にある「大内宿」。本来なら1時間ほどで到着するはずでしたが、実際には4時間以上もかかってしまったとのこと。雪道で国道がデコボコしていたり、車線が狭くなっていたりと走行しづらく、渋滞もあったようです。

「道の駅 あいづ湯川・会津坂下」を出発し、10km進むのに4時間。長い道のりを経て、ようやく大内宿に到着したといいます。

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出典:車中泊なべひとつ

大内宿は、江戸時代に宿場町として栄えた集落で、会津若松と日光を結ぶ会津西街道沿いに位置しています。

現在も茅葺屋根の民家が立ち並び、江戸時代の街並みを色濃く残しており、1981年には「国選定重要伝統的建築物群保存地区」に登録されました。こちらには、名物の蕎麦を味わえる飲食店や、和小物を扱うお土産屋さんなど、さまざまな店舗が並んでいます。

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出典:車中泊なべひとつ

中には、箸を使わずにネギ一本で食べる「ねぎそば」もあるとのこと。なべおさんは楽しみにしつつも、お腹がいっぱいになるか気にしているようです。

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出典:車中泊なべひとつ

訪れてみると、日本人観光客よりも外国人観光客のほうが多い印象。辺り一面は雪景色で、雪像や屋根に積もった雪、立派なツララなど、冬ならではの風景が広がっています。

何か食べようと考えていた二人ですが、この日は定休日のお店が多く、なかなかお店が見つかりません。平日で空いていると思っていたものの、観光客は多く、賑わっていました。

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出典:車中泊なべひとつ

大内宿では年に4回ほど屋根の雪下ろしを行うそうですが、この年は大雪で作業が追いついていない様子でした。茅葺屋根の上には厚く雪が積もったまま。二人はそんな様子を気にしながら進み、「高倉神社」に到着しました。こちらでは御朱印もあるようです。

その後も進んでいきますが、蕎麦屋さんはどこも休業中で、なべちゃんさんは「下調べミスだね」と残念そう。それでも二人は冗談を言い合いながら、終始楽しそうに散策を続けます。

やがて「大内宿町並み展示館」を発見。そこでは、大きなヘラを使って屋根の雪下ろしをしている人の姿があり、その珍しい光景に多くの観光客がカメラを向けていました。

「何kmも歩いて、こんなところに泊まれたら嬉しいだろうな」となべおさん。江戸時代の旅人に思いを馳せながら、ゆっくりと街並みを楽しみます。

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出典:車中泊なべひとつ

ようやく営業しているお店を見つけたものの、食事はすでに終わってしまった様子。なべちゃんさんは、「お食事難民だ」とがっかりと肩を落とします。

すると、氷が流れる用水路のような場所を発見。雪を積んだトラクターが雪を下ろす様子を眺めながら、雪国ならではの暮らしに感心していました。

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出典:車中泊なべひとつ

「かわいい!見て見て」となべちゃんさんが声を上げた先には、カラフルな雑貨が並ぶお土産屋さん。すべて手作りのちりめん雑貨は、お部屋や玄関などの飾りとして喜ばれているようです。純国産の山葡萄の一番皮で編み込んだ工芸品や、昔ながらの漬物や味噌漬けなども並んでいました。

「楽しいね、デート」と嬉しそうに話すなべちゃんさんに、なべおさんは「そうかぁ?」と返しつつも、会話を楽しみながら歩き続けます。

しかし、冬季は通行できない道もあり、迂回することに。一面の雪景色の中、どこを進めばいいのかわからず、上からの景色を楽しむ計画は断念することになりました。

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出典:車中泊なべひとつ

こうして、大内宿の旅は終了。「5時間かけて来たんだぜ?」となべおさんは少し不満そうでしたが、結局何も食べられないままの旅となったのでした。

本日の反省会

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出典:車中泊なべひとつ

車に戻った二人は、その日の出来事を振り返る「反省会」を始めます。ご飯を食べられなかったことについて、なべおさんは「リサーチ不足じゃない?」とひと言。するとなべちゃんさんは、「でも、Googleを見る限りは…」と少し悔しそうに返します。

「でも、今日は風情があってきれいだったね」と話しながら、寝袋に入る二人。なべおさんは「今日は移動に時間がかかったね」と振り返ります。「道路が雪でガタガタで…」となべちゃんさんが言うと、「車線が少なくて渋滞してたから」となべおさんも続けます。

するとなべちゃんさんは、「私ね、安心して乗っているから前を見てないの」とユーモアたっぷりにひと言。「食べ物の看板しか見てないもんね」となべおさんがツッコミを入れると、なべちゃんさんは「私は想像力が豊かだから、看板を見るだけでおいしそうだなって想像できるの」と返します。それに対してなべおさんは、「食いしん坊なだけでしょ」と笑っていました。

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出典:車中泊なべひとつ

そんなやり取りの中で、なべちゃんさんがふと、「でもさ、どんなトラブルが起きても二人は仲良しで楽しいね」と声をかけます。なべおさんも素直に「そうだね」と頷きました。

「大内宿、よかったな」「茅葺屋根の雪下ろしは芸術的だった」と、旅の様子を振り返りながら、会話は続きます。

なかなか電気を消さずに話し込んでいた二人でしたが、次第に眠気も訪れたため、車内を暗くすることに。こうして、穏やかな気持ちのまま、その日は眠りについたのでした。

夫婦の旅の様子に…

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

渋滞して、しかも何も食べれず。でも"雪のせい?"のキメ顔はよかったかも
いつも仲良くていいですねぇ。
こんばんは
毎回毎回の反省会、おもしろすぎます~
仲良しですね

渋滞や食事ができなかったハプニングさえも楽しむ姿や、毎回恒例の反省会、そして何より仲睦まじい雰囲気に、思わず笑顔になった人が多かったようです。

この冬、たくさんの魅力が詰まった福島県に足を延ばしてみるのも、素敵な旅になりそうですね。

動画:【雪の車中泊】冬の福島県で人気の観光地へ
協力:車中泊なべひとつ

※本記事は動画の権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています


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