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「バイオテロと変わらない!」さいたまスーパーアリーナ“ライブ客”の迷惑行為とは!?「命に関わる」あまりのモラルのなさに関係者が悲痛の訴え

  • 2025.11.25

■「ただの病院」ではない、高度専門施設のリアル

さいたまスーパーアリーナ
さいたまスーパーアリーナ

2025年11月23日、さいたまスーパーアリーナで開催された人気ゲームのライブイベントに際し、会場近くにある「埼玉県立小児医療センター」や「さいたま赤十字病院」のトイレやコンビニを、一般のライブ参加者が利用するケースが相次ぎ、SNS上で大きな問題となっています。 関係者以外立ち入り禁止の看板があるにもかかわらず、更衣室代わりや休憩目的で病院内に立ち入る行為に対し、医療従事者や患者家族からは「命に関わる」と悲痛な叫びが上がっています。

なぜ、これほどまでに問題視されるのか。それは、同センターが一般的な街のクリニックとは異なり、高度な専門医療を提供する「最後の砦(三次救急医療機関)」だからです。 X(旧Twitter)では、実際に同センターを利用する患児の家族や、過去に入院していた当事者から、切実な声が投稿されています。

「あの病院には完全看護と最先端の治療がなければ1週間生きられない子どもたちしかいません。軽い感染症一つが命取りになる子どもたちです。軽い気持ちで入らないで」

同センターには、白血病や小児がん、重い心臓病など、免疫力が極端に低下している子どもたちが多く入院・通院しています。 健康な人にとっては「ただの風邪」でも、彼らにとっては致死的な感染症になり得るのです。

■「ノーマスクで侵入」に現場は恐怖

今回の騒動の発端となった投稿によると、病院内には「関係者以外立ち入り禁止」の看板が掲示されているにもかかわらず、ノーマスクで侵入し、待合スペースでたむろする姿が見られたといいます。 これに対し、白血病でのお子さんを亡くされた経験を持つ保護者が、X上でこう訴えています。

「トイレに勝手に侵入している(しかもノーマスク)人達よ、知ってるか?こういう子と家族が利用しているんですよ…命に関係する場所なんです」

■ファンからも「絶対にやめて」の声

この事態を受け、Xではライブ参加者と思われるファン層からも自浄作用を促す声が上がっています。

「ライブが楽しみなのもトイレ戦争なのもわかるけどこれは絶対しちゃダメ!」「モラル以前の問題」といった厳しい意見が大半を占め、界隈全体で「病院利用禁止」を呼びかける動きが広がっています。

イベント時のトイレ不足は深刻な課題ですが、だからといって「命の現場」を脅かしていい理由にはなりません。 さいたま新都心エリアには商業施設(コクーンシティなど)や公共トイレも存在します。一人ひとりの想像力とモラルが、小さな命を守ることにつながります。

(LASISA編集部)

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