＜PTA活動トラブル＞「会長と会計がデキてる」「マニュアルがない」…嘘でしょ？大変なことばかり

11月は来年のPTAの役員を決める時期、という方も多いのではないでしょうか。PTAは保護者たちの人間模様も渦巻く小さな社会です。面倒なものというイメージを持たれがちですが、その裏には笑い、驚き、そして胸が痛むような物語が詰まっていることも。今回はそんな3つのエピソードを描いたマンガをご紹介します。

エピソード1：＜PTA不倫＞高校の役員で男女の泥沼を見ることに！

高校での最後の思い出にと、トミタ（仮名）さんは役員へ立候補しました。雰囲気が和やかな本部メンバーに迎えられ、最初はホッとしていたのも束の間、初回の運営委員会後の飲み会で、驚きの噂が広がりはじめました。

「マツムラ会長と会計のミソノオさんがあやしい」という噂があったのです。他の保護者もいる飲み会で、テーブルの下で手をつないでいたところを見た人もいるそう。活動で親密になりやすいPTA不倫は、意外と少なくないとある役員さんは囁きます。

さらに後日、欠員した役員の募集をしている本部に一通のメールが届きました。差出人は「ミソノオケンジ」。会長の“相手”の夫かもしれないのです。子どもたちをよそに、役員のママたちは男女の泥沼に巻き込まれはじめます。

エピソード2：＜PTAは楽だと聞いたのに？＞マニュアルもないなか、奮闘するママ

「コロナ禍で仕事が減って、楽らしいよ」という言葉を信じ、ナツミ（仮名）さんはPTA役員を引き受けました。ところが、くじ引きでまさかの“会長”に当選！ しかも、引き継ぎのマニュアルが存在しなかったのです。

夏祭り開催を期待する保護者と地域の声が強まるなか、「今年も中止です」とは言いにくい状況に……。パートに子育てに忙しいナツミさんの奮闘がはじまります。

マニュアルがないとなると、もはやできることは知っている人に聞くのみ。上の学年のママたちの記憶をたどり、地域の人に聞き込み、あらゆる資料をかき集めながら準備を進めることに。しかも当日のスタッフもみんなやりたがりません。それでもナツミさんたちは夏祭りを開催しなければならず、奮闘を続けます。

エピソード3：＜SNSで離婚報告＞保育園時代のママ友とPTA！

息子の小学校PTAに入ったユキノ（仮名）さんは、保育園時代のママ友のミサ（仮名）さんと再会しました。働く母同士、気心知れた存在が一緒なのはとても心強いものです。ミサさんは日常をSNSに投稿するタイプで、ユキノさんもいつも「いいね」を押しながら近況を知っていました。

しかし最近、ミサさんの様子が冴えません。ある日ミサさんのSNSに突然の“ご報告”が投稿されます。

「離婚しました」その報告は芸能人のような文面です。でも、フォロワー数は38人……。有名人を気取っているようでモヤモヤします。報告なら、直接してくれても良かったのに、なぜあげる？ 身近な人の繊細な事情がSNSでさらっと流れるこの時代、ユキノさんは「いいね」を押すべきか戸惑うばかりです。

学校で起きるPTAのトラブル

学校という場で起きる、PTAにまつわる漫画を紹介しましたが、どの物語も「あるある！」と思えるトラブルが詰まっています。来年はもしかしたら、PTAの役員になるかも？ という人も、PTAを経験して頑張った！ という方も、共感できるようなエピソードになっていたのではないでしょうか。役員を引き受けた方は、どうか前向きに活動できるよう願っています。