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【クアン・フー・カウ線香村】色とりどりの線香が咲く村!ベトナム・ハノイから日帰りで行ける映えスポット

  • 2025.11.21

ベトナム・ハノイから車で1時間10分ほどの場所に、写真映えスポットがあるのを知っていますか? クアン・フー・カウ村では、ここで作られた色鮮やかな線香が美しく並ぶ光景が広がっています。赤や紫、ピンク、緑など華やかな色合いの線香が花のように広がる様子は、まるでアートのよう。旅の思い出になる、フォトジェニックな一枚を撮ることができますよ。

クアン・フー・カウ村で行われている線香作り

クアン・フー・カウ線香村は100年以上の歴史があり、ベトナムの伝統的な線香作りが行われてきました。以前は完全に手作業で作られていましたが、現在では機械を使うようになり生産性が向上したのだとか。

線香を作るには、竹を割って竹ひご部分を染色した後、粘土状にした香料を芯材のまわりに塗って乾かします。その後、火薬を付けて乾燥させればできあがりです。

手作りの場合、染色した線香に火薬が付けやすいよう、糊の役割となるものを塗っていくそう

糊を塗った部分に、茶色い火薬を転がしながら付けています

火薬を塗った線香は、5時間ほど乾かすのだとか。

敷地内に置かれたカラフルな線香の集合体は、本当にフォトジェニック。ベトナムでこんなにもたくさんの線香が作られているとは、初めて知りました。それもそのはず、ベトナムの多くの人は仏教徒です。1日や15日には線香を買ってお寺にお参りしたり、自宅で仏様に線香をあげたりする習慣があるそう。

実際にベトナムで訪れたお寺では、お参りして線香をあげている人の姿を目にしました。線香が燃えている時間は、太さや長さなど種類によっても異なりますが、おおむね30~60分ほどだそう。

燃え尽きた線香が、くるんと丸くなるのが不思議でした

均等な長さにそろえた線香が束にしてまとめられています。色とりどりの線香が美しい!

ここでは、機械で作られたものと手作りのもの、さまざまな線香が売られています。せっかくなら手作りの線香(20,000ドン/日本円で約117円)をお土産にするのもよさそう。

写真映えする観光スポット

線香の赤が鮮やかで、国旗の色と同じだからか、ベトナムらしさを感じます。ベトナムの民族衣装アオザイとノンラー(円錐形の伝統的な葉笠)を被って撮影するとよりいい感じ!

ここでは主に、ピンクと赤の2色を中心に染色した線香が作られているそうですが、緑や紫などほかの色に染色した線香束を並べることで、このような素敵な空間が創り出されました。

アオザイを着てノンラーを持ち、写真を撮っている女性がいました。素敵

筆者は現地ツアーガイドさんからもらった素敵なノンラーと一緒に写真を撮りました。撮影用に使えるノンラーが用意されているので、一緒に撮るとより雰囲気がアップしてよいと思います。

さまざまなポイントで写真撮影できます。座って撮影できるように椅子が置かれている場所も!

少し高い位置から撮影できるように、脚立も用意されていました。線香が置かれている範囲はそこまで広くないため、脚立に登らずとも寄りで撮影すればいい感じに撮影できます。

真上から撮ると花火みたい?

クアン・フー・カウ線香村への入場料は、50,000ドン(約300円)。ハノイから車で1時間強かかるので、Grabを利用するか、日帰りツアーなどを利用して行くのがよいでしょう。

よく晴れた日に線香を乾かすため、訪れる前に天気を確認するのがおすすめ。筆者が訪れた日も雨がちらつく日ではありましたが、美しい姿を見ることができました。


※記事内の価格は、2025年10月現在のものです。

クアン・フー・カウ線香村

住所:Đ. 429, Cầu Bầu, Ứng Hòa, Hà Nội, ベトナム

入場料:50,000ドン(約300円)

アクセス:ハノイ中心部から約35km・ハノイ駅から車で約1時間10分 電車で約2時間30分

取材協力:ベトナム航空


※営業については最新情報をご確認ください。

©︎ Chika

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