「私の幸せを壊して何になるの？」不倫バレしたくないと逃げる私。友人が呟いた本音＜友だちの裏の顔＞

洋食屋を営む宇美さんと夫の空さん。ある日、大学時代の友人・杏さんが来店します。久しぶりの再会に喜ぶ宇美さんとは反対に、どこかよそよそしい空さん。杏さんが帰ったあと、空さんの態度は一変するのです。口数は減り、宇美さんが杏さんの話をすると激怒し杏さんと関わることを極端に嫌がるようになり……。このお話は、たったひとりの女性をきっかけに、幸せだった夫婦の歯車が少しずつ狂い始める人間関係トラブルマンガです。

杏さんの言葉に「今さら掘り返して何がしたいのよ！？」とブチギレる宇美さん。そんな宇美さんに杏さんは「あんたにとってはとっくの昔に終わった話で今さら何って思うでしょうね……」と呟きます。

杏さんの5年間の苦しみを聞いた宇美さんでしたが「でもやっぱり今さらじゃない！？5年前のことをネチネチネチネチ……！いい加減にしてよ！」と反論します。宇美さんの言葉に大きなため息をつき「あんたの思考回路じゃ“立ち直るのに5年もかかった”とは思えないか……」と呆れる杏さん。杏さんのひと言に宇美さんは「は！？馬鹿にしてんの！？」「てか当時謝ったんだしもういいじゃん！」と激怒するのでした。

「人の幸せを壊して満足する？ 違うよね？」

謝った言い張る宇美さんに杏さんが「私……謝ってもらってないわよ……」とひと言告げます。すると宇美さんは「謝った気がするんだけどなー……」と誤魔化しまた今さらだと主張します。そして「今さら、私と空の仲を壊したって杏ちゃんには何の得もないでしょ？」「人の幸せを壊して満足する？違うよね？」と焦りを見せます。

宇美さんの言葉に杏さんは「大満足よ！」と食い気味に言い放ちます。そして「あんたら2人の仲を引き裂いたら」「私はそれで満足だって言ってんのよ……」笑顔を向けるのでした。

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宇美さんの「人の幸せを壊して満足する？ 違うよね？」という言葉に、自分が何を壊したのかを問いたくなりました。婚約と友情を崩したのは誰だったのか……。「謝ったつもり」ではなく、相手に届いたかが重要です。宇美さんには、人の幸せを損得で考える前に、自分が何をしたかと、どう償うべきなのかを言葉と行動で示して欲しいですね。

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著者：マンガ家・イラストレーター 土井真希

ベビーカレンダー編集部