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「可能なら決勝で対戦したい」アンチェロッティ氏がプレーオフ行き濃厚の母国イタリアにエール

  • 2025.11.16

現在ブラジル代表を率いているイタリアの名将、カルロ・アンチェロッティ監督。

同監督は、母国イタリアメディア『La Gazetta dello Sport』のインタビューに応え、現地での生活やチーム状況、イタリア代表について語った。

アンチェロッティ監督は今年5月、ブラジル代表監督に就任。今月でブラジルに渡って約半年を迎える。

クラブチームとは異なる仕事に充実感を覚えているイタリア人指揮官は、ブラジル代表チームの状況について「非常に良い雰囲気がある」と強調。

特にベテラン選手たちが若手選手を牽引し、合宿ではカードゲームなどを通じて選手同士が積極的に交流する古き良きチーム文化が根付いていると語った。

「携帯電話よりも仲間との時間を大切にする。ちょっとロマンチックだね。まるでローマ時代に戻ったようだよ」

ブラジルは2002年以降、FIFAワールドカップ優勝から遠ざかっている。

アンチェロッティ監督は「『ワールドカップを勝ち取りたい』という声が常にある。長い間、世界一になっていないのだから、彼らにはそれを望む権利がある」と国民の期待の高さを実感している。

また同監督は「(ワールドカップで)勝つためには美しいサッカーだけでは勝てない。守備の安定が不可欠だ。1994年も2002年もそうだった」と述べ、過去の優勝チーム同様、攻守のバランスを重視して準備を進めていると明かした。

一方で、注目はやはりアンチェロッティ監督の母国イタリア代表だ。

イタリアは現在、ワールドカップ欧州予選のグループIでノルウェー代表に次ぐ2位につけており、16日にはノルウェーとの直接対決を控えている。

両国には17点の得失点差がついており、イタリアはプレーオフ行きが濃厚となっている。

アンチェロッティ監督は「簡単じゃないけど、予選を突破できると思っている。彼らにはその力がある」と楽観的な見解を示した。

さらに「もし可能なら決勝で対戦したい。イタリア人もブラジル人も、そして僕にとっても感動的な瞬間になる」と来年のワールドカップでの夢を語った。

なお、ブラジルは15日にセネガルと、18日にチュニジアと国際親善試合を行う。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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