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意外と読めない?【漢字クイズ】「八朔」はなんと読む?→気になる正解は?

  • 2025.12.1

みなさんは果物が好きですか?日本にはいろいろな美味しい果物があって、季節ごとに旬の味を楽しむことができますよね。もちろん、果物にはそれぞれ名前があって、林檎や葡萄など、漢字で表記されることも多くあります。

今回はそんな果物の中から「八朔」という漢字をご紹介します。その由来もとても面白いので、一緒に押さえていきましょう!

問題

「八朔」はなんと読む?
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八朔の頃に食べる果物

「八朔」の正しい読み方は「はっさく」です。ミカンの一品種で、果実は夏ミカンよりもやや小さく果皮がなめらかで甘みがあります。温州ミカンと夏ミカンの中間の時期である、2~4月頃に出回る果物です。

実は「八朔」にはもう一つ、「陰暦八月朔日(ついたち)」という意味があり、果物の八朔の語源はそこにあります。初めて発見した寺の住職が「八朔(陰暦八月朔日)の頃には食べられるだろう」と言ったことから名付けられたそうです。

柑橘類の漢字を押さえよう

八朔は柑橘類の果物ですが、柑橘類には他にもいろいろな種類の果物が存在します。

普段は片仮名や平仮名で表記されることも多いので、この機会にぜひ漢字も一緒に押さえていきましょう。

例えば、馴染みのある果物だと「蜜柑(みかん)」「酢橘(すだち)」「金柑(きんかん)」などがあります。その他にも「仏手柑(ぶしゅかん)」「文旦(ぶんたん)」「晩柑(ばんかん)」「日向夏(ひゅうがなつ)」など、柑橘類には実にたくさんの種類があります。


参考文献: 明鏡国語辞典、大辞林

文(編集):そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!