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グレープフルーツは『朝』『夜』どっちが正解?→実は“ベストなタイミング”があった…知られざる効果とは?【管理栄養士が監修】

  • 2025.11.27
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

すっきりとした酸味と爽やかな香りで人気のグレープフルーツ。ダイエットや美容のために食べる人も多い一方で、「朝食べるべき?それとも夜?」「時間帯で効果が変わるの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。

今回は、管理栄養士の視点も交えながら、グレープフルーツを食べるのにベストなタイミングや知られざる特徴についてご紹介します。

グレープフルーツに含まれる栄養をチェック

グレープフルーツの大きな特徴は、豊富な水分量とともに、ビタミンCがしっかり含まれていること。100gあたり約30~40mgのビタミンCが含まれており、これは成人の1日の推奨摂取量の約3分の1に相当します。ビタミンCは果物の中でも特に多く、さわやかな酸味のもとにもなっています。

さらにグレープフルーツには食物繊維が豊富。食物繊維は腸の働きを整えることが知られており、毎日の健康維持に関わる栄養素です。また、低カロリーでありながら満腹感を得やすいので、軽食や間食に適しています。

そして、果皮や果肉に含まれるポリフェノールの一種「ナリンギン」が注目されています。これらの成分には抗酸化作用の可能性が指摘されていて、体内の活性酸素対策に役立つとされています。

グレープフルーツを食べるタイミングは…

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

前述の通り、グレープフルーツはフルーツの中でもビタミンCや食物繊維を豊富に含むため、朝にとることで1日のスタートをサポートしてくれます。ビタミンCは抗酸化物質として知られ、日中の紫外線ダメージなどから身体を守ってくれる効果も。また、グレープフルーツに含まれる食物繊維は腸内環境の改善に関与し、朝に摂ることで排便リズムを整えやすくなることも期待されています。そのため、これらの効果を得たい場合には朝食べることがおすすめです。

一方で、夜にグレープフルーツを食べることにもメリットがあります。就寝前の食事は消化に負担がかかることもあるため、低カロリーで水分の多いグレープフルーツが適していると言われています。爽やかな香りも魅力の1つですが、この香りはリラックス効果があると言われているので、寝る前に少量食べることで気分を落ち着かせるサポートにもなるでしょう。

ただし、寝る直前に酸味の強いフルーツを食べると胃もたれや胸やけを感じる人もいるため、食べるタイミングは自分の体調やライフスタイルに合わせることが大切です。

どんな効果を期待するかで食べたいタイミングを変えよう

グレープフルーツは朝に食べることでビタミンCの恩恵を受けやすかったり、腸のリズムを整えやすいといった特徴があります。一方で夜に少量取り入れることで消化の負担を抑えたり、リラックス効果を得られるといった特徴も。どちらのタイミングにもそれぞれの良さがあり、一概にどちらが“正解”とは言い切れません。

毎日の生活リズムや体調、好みを踏まえて無理なく取り入れることが、長く続けられるポイントです。グレープフルーツの持つ魅力を活かしながら、希望する効果に合ったタイミングで楽しんでみてはいかがでしょうか。


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。