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意外と読めない?【漢字クイズ】「帰依」はなんと読む?→気になる正解は?

  • 2025.11.16

みなさんは何かを願ったことがありますか?

「ここぞという場面を乗り越えたい」「大切な人が無事でありますように」——そんなふうに強く祈った経験は、多くの人にあるのではないでしょうか。

実際には自分の力で叶えるものであって、本当に神や仏が何かしてくれる訳ではないと分かっていても、願わずにはいられない瞬間というのが人には必ずあるのではないでしょうか。

今回ご紹介する「帰依」という漢字は、まさにそのような様子を表しています。

問題

「帰依」はなんと読む?
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帰依の正しい読み方

「帰依」の正しい読み方は「きえ」です。「神仏を信仰して、その威徳にすがること」「神仏や高僧を信じてその力にすがること」という意味を持ちます。

人が自分より大きな力に身を委ね、精神的な安らぎを得ようとする様子を指す、仏教に由来する言葉です。

昔から、人々は追い風のようにそっと背中を押してくれる存在として、神仏を大切にしてきました。祈りの行為そのものが、心を落ち着けたり、前を向くための力になったりします。

願いが叶うのは神仏のお陰?

古代から、人の心の拠り所としてあり続けているのが神仏です。

目には見えないものだけれど、現代を生きる私たちにとっても、無くてはならない存在ですよね。ですが、願いが叶うのは決して神仏だけのお陰ではなく、結局は自分次第だということを忘れてはいけません。

怠けてしまっては元も子もないので、弛まぬ努力を続けていきたいものですね。


参考文献: 明鏡国語辞典

文(編集):そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!