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〈大野真理子〉美の10ヵ条「商人視点の戦略的美容が楽しい」

  • 2025.11.3

美肌に見惚れ、柔らかさに惹かれる【美容家・大野真理子流】最高に楽しい美容人生のつくりかた

肌診断機VISIA(ビジア)では、ほぼ満点。46歳、奇跡の美肌

2025年1月号で披露した完全すっぴんの衝撃は凄まじく、肌診断ではシミ、毛穴、キメでほぼMAXの値をたたき出し、肌が放つ光の量は20代と同等レベル。科学的にも証明されたスーパーエリート肌!

美容家であり、アパレル経営者

20代でアパレルブランドを立ち上げ、その後も健康食品や美容機器の分野で起業。現在3社の取締役を務める。一方で趣味の“肌管理”が高じて2018年からインスタで美容情報を発信。いまや“真理子様”と崇められ、日本屈指の美容家として多くのメディアで活躍。

年間美容課金額、数百万円のガチ美オタ

コスメへの課金総額は、都心の一等地マンションが買えるほど。美容医療やサロンにも潤沢に投資し、美容を語り合う友人も多数。VOCE読者からも情報を収集し、いいと思えば即買い、試し尽くす。

大野真理子さん

限られた時間とお金で最大パフォーマンスを出す! “商人”(あきんど)視点の「戦略的美容」が最高に楽しい

最大の成果を得るために今すべきことを逆算する商人の思考を、美容にも踏襲。さらに“ラクして”も重要なポイントで、それは決してグータラではなく最短距離でという意味。そんな彼女だからたどり着いた、美容論に迫ります。

「肌がキレイでいることで人生単位で得られる利益ってとても大きい。だから戦略的美容を極めたくなるんです」

起業してからずっと商売をしてきたから、最小の投資で最大の利益(得)を得たい“商人”の思考回路は美容に対しても同じ。そんな私が“皮膚の変態”と自称するほど美肌にこだわる理由の一つは、肌がキレイでいることで、手間をかけ、お金をかけた以上の「人生での利益」があると感じるから。

例えば、美肌が信頼感や清潔感に直結するのはもちろん、均一な肌にのせたメイクは崩れにくいからストレスフリー。ちょっとチャレンジングなメイクもまとまって見えるし、実は、似合う服の幅まで広がったりもする。美肌を目指す過程でも、やみくもに時間・お金を投資するのではなく、最小投資・最大利益にこだわります。

肌悩みが起こる前に予防するのは、そのほうがコスパもタイパも優秀だから。高級スキンケアを惜しみなく購入するのは、あれこれ迷いながら使うよりも、一発で肌が変わって実はお得だから。

そんなふうに試行錯誤して得た情報をもったいぶらずに話すことで、ギブ&テイクの法則で、自分では得られなかった情報をもらえたりする。周りの誰も知らないよく分からないサロンに行って「おもろっ」となってみたり(笑)、美容医療について包み隠さず話すのは、こういう理由もあります。

レディースのアパレル業も美容家としてのお仕事も、朝から晩まで女性と向き合う仕事。ポジティブなコミュニケーションツールとしても活躍してくれるから、本当に美容って「お得」ですよね。人生って生まれて死んでいくだけだと思うからこそ、楽しく生きたくて。

アパレルの仕事に関しては売り上げ目標があって、絶対に譲れないけれど、美容はその領域外。マネタイズ不要だからこそ、しがみついて悲しくなるような美容ではなくて、人生を楽しくする美容だけを謳歌していたいです。

大野真理子さん

戦略的美容から生まれた美の10ヵ条

「VOCE読者は、ガッツがあって人生も美容も勝ちたい願望が強そうなイメージ。となると重要なのが戦略。スマートに突き進んでほしいから、私の脳裏にある戦略を伝授します!」と真理子様。10のパワーワードともにお届けします。

1. 第一印象は初見3秒で決まる

これは脳科学に基づく事実。意識して損はないので「初めまして」のときは気合を入れて。初見でいい印象を持ってもらえれば、その後、いい関係性が長続きします。

2. ネイルは自分の名刺だと思え

気を抜きがちだけど、意外と目につくし、あらゆる色から選べるからこそ、思考が無防備に出やすい。私の定番は、コスメと手がキレイに見えて、服も選ばない、肌より少し濃いめのベージュ。

3. 寄りのシミより引きの透明感

腕のいいドクターが口を揃えて言うのは、鏡を見る距離感の重要性。小さなシミを本人は気にしていても、客観的に見ると改善すべきポイントは他にあることが多いとか。なので、人との距離感を把握して鏡を見るクセを。

4. 結局、人を驚かせないメイクが勝ち

第一印象はどうしても見た目で左右されがち。人柄を分かってもらう前段階の情報として、「距離を詰めても大丈夫な人間ですよ」と安心させるためにも清潔感なあるメイクで損はしません。

5. 体重管理は人生管理

健康という側面からも、運動して、食事を意識したほうがベター。“きちんとした毎日を送っていそう”という印象を与えられるのもメリット。

6. デコルテはマイレフ板

誰かが顔にスポットライトを当ててくれるわけではないので、自前で。デコルテまで入念にケアしましょう。

7. 類は美容を呼ぶ!

時間の限られた美容人生、図らずも、私の代わりに気になるサロンに行き、コスメを試し、忖度ない感想まで教えてくれる美容仲間は貴重。上下関係なくフラットに美容の話ができるのも好き!

8. 髪は顔の額縁

顔はもちろん全体の印象に関わってくるので、スキンケア:ヘアケア=10:0ではなく7:3の気持ちで。

9. ニキビがあっても、ニコニコしていれば気づかれない

若い頃、メイクで隠したどえらいニキビを気にしながら彼(現・夫)とデートしたら、肌がキレイと褒められて。人は自分以外に興味がないことを思い知ると同時に、せっかく一緒にいる時間、メソメソ過ごすのはもったいないと思ったんです。

10. 美容医療は大っぴらにが正解

まず、隠すことなく自分から美容医療について発信することで、周りから自然とクリニックやドクターに関する正確な情報が集まる、ポジティブな循環が起こるのがうれしいから。また、情報発信をする立場として、スキンケアが得意とすることと、美容医療でなければ叶わないことは正直に分けてお伝えすることが信頼につながると考えています。

大野真理子さん

撮影/榊原裕一(人物)、高橋一輝(静物) ヘアメイク/イガリシノブ(BEAUTRIUM) スタイリング/土田麻美 取材・文/楢﨑裕美

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