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管理栄養士「なるべく飲んで」→実は『血圧』を下げるのに効果的な“飲み物”とは?【管理栄養士が紹介】

  • 2025.11.21
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

普段の生活の中で「血圧を下げるにはどうしたらいい?」と気になったことはありませんか?食事や運動はもちろん大切ですが、実は日々の「飲み物」にも血圧に影響を与えるものがあると言われています。

この記事では、管理栄養士の視点をもとに、血圧と飲み物の関係をわかりやすく解説します。

血圧を気にするときに注目したい“飲み物”とは?

高血圧は心臓病や脳卒中などの生活習慣病リスクが高まることから、多くの人が関心を持っています。食事の塩分量を控えめにしたり、運動を取り入れたりといった対策は一般的ですが、飲み物にもさまざまな種類があり、その成分によって血圧に影響を与えることがあります。

例えば、カフェインを多く含むコーヒーやエナジードリンクは一時的に血圧を上げる可能性も指摘されていますが、一方ではある特定の飲み物には自然由来の成分が含まれ、血圧を調整するのに役立つと言われています。

そんな中で管理栄養士が「なるべく飲んでほしい」として注目している飲み物のひとつに「黒酢ドリンク」があります。黒酢は米や麦などを原料にじっくりと熟成させた発酵食品で、アミノ酸や有機酸が豊富に含まれていることが特徴です。こうした成分は、運動や低塩分の食生活と組み合わせることで体内の調整機能をサポートすると考えられています。

なぜ黒酢を飲むことが推奨されるの?

前述の通り、黒酢に含まれる主な成分にはアミノ酸やクエン酸があり、一部の研究ではこれらが血圧に関連する生理機能を支えるとされています。例えば、クエン酸は疲労回復を助けることで知られていますが、血管の健康にも寄与しているという報告があります。また、アミノ酸は血管を柔らかく保つのに役立つとする見解もあります。もちろん個人差がありすべての人に同じように当てはまるわけではありませんが、食事の一環として少しずつ取り入れてみるのはひとつの方法でしょう。。

もちろん個人差がありすべての人に同じように当てはまるわけではありませんが、食事の一環として少しずつ取り入れてみるのはひとつの方法でしょう。加えて、最近では黒酢を飲みやすくしたジュースタイプや炭酸入りの黒酢ドリンクも市販されていて、毎日の習慣にしやすい工夫がされています。

砂糖や甘味料の使われ方は製品によって異なるため、気になる場合は成分表示をチェックしながら選ぶと良いでしょう。

血圧対策に役立つ飲み物を選ぶときのポイント

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出典:photoAC(※画像はイメージです)
  • 飲み物の成分表示や含有量を確認し、糖質や添加物が多すぎないものを選ぶ
  • カフェインの多い飲み物は摂り過ぎに注意し、飲む時間や量を調整する
  • バランスの取れた食事や適度な運動と組み合わせて、生活全体の見直しを意識する

また、十分な水分補給も血圧の維持に必要です。脱水になると血管が収縮しやすいため、こまめな水分摂取は基本として押さえておきましょう。お茶や白湯、無糖の炭酸水なども良い選択肢となります。

ただし、血圧にかかわる飲み物の選び方は、「これを飲めばOK」という単純なものではありません。あくまで生活習慣のひとつの要素として、毎日少しずつ摂り入れることで健康づくりのサポートになります。

長期的な健康のためには、バランスの良い食事や適度な運動、規則正しい生活リズムと合わせて飲み物にも少し目を向けてみることが大切です。

ちょっとした工夫で続けやすい!飲み物でも健康管理を

毎日の飲み物選びで少し意識するだけでも、全体的な健康維持の助けになるかもしれません。黒酢ドリンクのように、発酵食品由来の成分が含まれる飲み物は、血圧に関係するさまざまな要素のバランスを整えることに役立つ可能性があります。もちろん、急激な変化や過度な期待はせず、生活の一部として少しずつ取り入れるイメージで続けてみてはいかがでしょうか。

健康管理は、日々の小さな積み重ねが大事です。飲み物を工夫してみることもそのひとつとして、取り入れてみてくださいね。


監修者:工藤まりえ

大学にて栄養学と分析化学を専門とし、管理栄養士免許を取得。卒業後は都内飲食系会社にてフードコーディネーターとして勤務。また、管理栄養士としてはスポーツジムに通う方を対象に、体質改善・ダイエットのための栄養指導を実施。短期的な痩身だけではなく、健康的で太りにくい体質への改善を目指した、専門的かつ行動に移しやすいアドバイスを毎月100名程に対して行っている。