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「こんなに心奪われたの初めて」“危険レベル”に沼る視聴者続出…“異例の熱狂”を生んだワケ

  • 2025.12.19

視聴者の心を捉え、時代を超えて語り継がれる「名作ドラマ」。それは単なる娯楽を超え、人々の価値観や記憶に深く刻み込まれます。この特集では、放送当時から現在に至るまで圧倒的な支持と高い評価を得続ける珠玉の作品をセレクト。今回はドラマ『未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中〜』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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フジテレビ系『白と黒』記者会見に出席した西原亜希(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中〜』(読売テレビ系)
  • 放送期間:2024年11月4日〜2025年1月6日
  • 出演:本島純政、上村謙信 ほか

他人に無関心な優等生・水無瀬仁(本島純政)は、クラスの問題児・蛭川晴喜(上村謙信)と距離を置いて学生生活を送っていました。ある日、水無瀬は学校の外で、父親に殴られて傷だらけの蛭川の姿を目撃してしまいます。思いがけず秘密を知った水無瀬は、関わらないようにするが、学校とは別人のような蛭川の姿が脳裏から離れない。やがてふたりは、互いの知らなかった一面に触れ、これまで感じたことのない感情が芽生えていく――不器用で未熟なふたりが、少しずつ“恋”を知っていく過程が胸を打つ物語です。

孤独なふたりが出会った日、世界は少しだけ優しくなった

本作は、読売テレビに新たに設けられたドラマDiVE+(プラス)枠で第一作目として放送された青春BLドラマです。原作は全世界で累計640万回以上の視聴を記録した人気BL作品の実写ドラマ化ということもあり、大きな話題となりました。まだ“好き”を知らないふたりの男子高校生が、心を通わせていく過程を繊細に描いた青春ラブストーリーです。未熟な彼らが、不器用ながらも互いを思い合い、傷つきながら成長していく姿は、切なくも温かい余韻を残します。

見どころのひとつとなっているのは、主演ふたりの鮮烈な存在感と、脇を固める俳優陣の繊細な演技です。裕福だが愛のない家庭に育ち、他人に無関心な優等生・水無瀬仁を演じるのは、本島純政。『仮面ライダーガッチャード』で主人公・一ノ瀬宝太郎役に抜擢され注目を集めた彼は、数々のファッション誌にも登場し、若手俳優としての確かな歩みを見せています。一方、暴力的な家庭環境に苦しみながらも“不良”という仮面で自分を守る蛭川晴喜を演じるのは、上村謙信。アイドル音楽活動で培った表現力を武器に、繊細な感情の揺れを体現しています。

そして、ふたりを見守る教師・潮田晴華を演じる西原亜希の快演も光ります。生徒たちの心の機微に寄り添いながらも、時に厳しく、時に温かく接する姿は、物語にリアリティと深みを与えています。

本編を彩るピアノの旋律に心動かされた――ファンによる演奏動画も話題に

作中の音楽は遠藤浩二氏が担当。その繊細で美しいメロディーに魅せられたファンが、自身でサウンドトラックを編曲、演奏する動画を投稿しSNSで話題に。「心を奪われた」「音が優しすぎて涙出た」「この曲を聴くとあのシーンが蘇る」など、コメント欄には作品と音楽への深い愛があふれ、“届いた想い”の大きさが感じられます。

また、「人生で初めて沼ったドラマ」「全てが刺さりすぎて危険」「命の危険を感じるほど尊い」「こんなに心奪われたの初めて」「何これ初めての感情…」「これほど心を鷲掴みにするドラマは人生で初めて」など、異例の熱狂ぶり。音楽とドラマ、そしてファンの想いが繋がったこの瞬間は、まさに“沼”の奇跡。これからもその音が、誰かの心にそっと寄り添い続けていくことでしょう。


※記事は執筆時点の情報です