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「マジで?」「さすがに厳しいか…」テレビ局が“急きょ放送延期する”緊急措置に騒然…だけど「完璧なドラマ」視聴者を虜にする傑作

  • 2025.11.13

ドラマや映画の中には、映像の美しさや物語の深さ、俳優たちの圧倒的な演技に心を奪われ、気づけば作品の世界に引き込まれてしまう“名作”があります。観終わったあともしばらく余韻が残り、ふとした瞬間に思い出してしまう――そんな“魅了された名作”を5本セレクトしました。

本記事では第3弾として、2019年放送のドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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CX新春ドラマイベントに出席した上野樹里(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):『監察医 朝顔』(フジテレビ系)
  • 放送期間:2019年7月8日~9月23日
  • 出演:上野樹里(万木朝顔 役) 

ドラマ『監察医 朝顔』は、法医学者・万木朝顔(上野樹里)と刑事の父・万木平(時任三郎)が、遺体に向き合い“生きた証”を探す姿を描いた感動のヒューマンサスペンスです。

朝顔は解剖で、平は捜査で、遺体の謎を解き明かしながら、残された人々の心に寄り添っていきます。二人は東日本大震災で母を失った過去を抱えており、朝顔は法医学に、平は現地捜索にそれぞれの思いを重ねます。各話で描かれる事件の裏には、さまざまな人生と別れがあり、父娘はその一つひとつに向き合いながら、少しずつ前へ進んでいきます。涙と笑顔が交錯する日々の中で、命の尊さと家族の絆を静かに、そして力強く描いていく物語です。

新年早々泣かされた…『監察医 朝顔』が届けた、家族と命の温かなメッセージ

ドラマ『監察医 朝顔』は、上野樹里さんが『のだめカンタービレ』以来13年ぶりに月9ドラマ主演を務めた、令和最初の月9作品です。共演には時任三郎さんを迎え、法医学者の娘・朝顔と刑事の父・平という異色の父娘が誕生。遺体の“生きた証”を探しながら、事件の真相と残された人々の心に寄り添う姿を、サスペンスと感動を織り交ぜて描きます。

上野さんの繊細な演技と時任さんの包容力ある存在感が融合し、家族の絆と命の尊さを丁寧に描いた感動作です。初回から涙腺崩壊必至の名シーンが続きます。 

『監察医 朝顔』第3話延期も…「完璧な判断」

2019年7月、京都市で発生した京都アニメーション放火殺人事件は日本中に衝撃を与えました。その直後、フジテレビは月9ドラマ『監察医 朝顔』第3話の放送を急遽延期すると発表。第3話では放火殺人事件を扱う予定だったため、被害者や関係者への配慮から、1話・2話のダイジェスト版に差し替える対応を取りました。

この決定に対し、SNSでは「完璧な判断」「さすがに厳しいか…」「マジで?」「朝顔のテーマだからこそ慎重に」といった声が多数寄せられ、作品の持つ“命と向き合う”というテーマが現実とリンクしたことで、視聴者の感情も大きく揺さぶられました。ドラマの世界と現実が重なった瞬間、フィクションの力と限界、そしてメディアの責任が問われることとなり、朝顔という作品が持つ社会的な意義が改めて浮き彫りになった出来事でした。

放送延期や社会情勢とのリンクなど、さまざまな困難を抱えながらも、ドラマ『監察医 朝顔』は確かな成功を収めました。上野樹里さんが13年ぶりに月9主演を務め、時任三郎さんとの父娘役が“リアルすぎる”と話題に。法医学と刑事捜査を通して命の尊厳を描くストーリーは、震災の記憶と重なり、視聴者の心に深く刺さりました。

SNSでは「毎回泣かされる」「朝顔の言葉が沁みる」といった感動の声が続出。視聴率も安定し、続編・スペシャル放送へとつながるなど、社会的意義とエンタメ性を両立した“令和の月9”として確かな足跡を残しました。


※記事は執筆時点の情報です