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「なにこのドラマ…」「今世紀最高です」“NHKの真骨頂”を見せつけた至高作…名女優の“神がかった快演”に「ただただ凄い」

  • 2025.11.13

圧倒的な取材力と骨太なテーマ設定で、重厚な人間ドラマを描き出すNHK作品。公共放送という立場から、民放では踏み込みにくい社会問題に鋭く切り込んだり、壮大なスケールで歴史を描いたりと、そのクオリティの高さで多くの視聴者を魅了してきました。今回は、そんな“至高のNHK作品”5選をセレクトしました。

本記事では第2弾として、2014年放送のドラマ『さよなら私』(NHK総合)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“至高のNHK作品”ドラマ『さよなら私』

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映画『死にゆく妻との旅路』の特別試写会に参加した石田ゆり子(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマさよなら私』(NHK総合
  • 放送期間:2014年10月14日~12月9日

あらすじ

かつて高校時代に、永遠の友情を誓い合った2人の女性の20数年後を描く物語。主人公は、誰もがうらやむような幸せな家庭を築いた専業主婦の星野友美(永作博美)、独身を貫いて映画プロデューサーとして第一線で活躍する早川薫(石田ゆり子)

高校時代はあれほど仲が良かった2人ですが、生き方の違いから疎遠になっていました。しかし、ある日開かれた同窓会で20数年ぶりに再会し、空白の時間を埋めるかのように、すぐに昔の親密な時間を取り戻します。ところが、親友との再会を喜ぶ一方で、友美の中には薫に対して、ある疑念が芽生えていくのでした―。

ドラマ『さよなら私』の見どころ ※ネタバレあり

2014年にNHKで放送された岡田惠和さん脚本のドラマ『さよなら私』は、衝撃的な導入で放送初回から大きな話題を呼びました。永作博美さんと石田ゆり子さんが演じる2人の親友の体が入れ替わるというファンタジーな設定ながら、極めてシリアスな展開が続きます。体が入れ替わることで互いの秘密や家庭の内情を知ってしまうという過酷な運命に対し、SNSでは「第1話から泣いた」「残酷すぎる初回だった」といった容赦のない展開に息をのむ感想が寄せられました。

そんな体が入れ替わるという王道な設定でありながら、40代女性の友情や嫉妬、アイデンティティとは何かという重厚なテーマを視聴者に問う鋭いストーリーが見どころ。挑戦的なテーマを真正面から描き切る重厚な作風こそ、NHKドラマの真骨頂と言えます。SNSでは「なにこのドラマ…」「今世紀最高です」といった絶賛する声が寄せられ、多くの視聴者から傑作として語り継がれています。

「鳥肌立つ」「圧巻」名女優の演技合戦に視聴者絶賛

親友であった永作博美さん演じる友美と、石田ゆり子さん演じる薫の心が入れ替わってしまうという衝撃的な展開を描いたドラマ『さよなら私』。そんな本作の最大の魅力は、この難易度の高い“入れ替わり”を演じきった主演2人の圧巻の演技合戦です。

友美の体に入り込んだ薫の葛藤と変貌を見事に演じた永作博美さんには、SNSで「鳥肌立つくらい素晴らしかった」「入れ替わり演技が凄く自然」と大絶賛。外見は友美でありながら、仕草や話し方、雰囲気までもが薫そのものになっていく永作さんの演技は、多くの視聴者を釘付けにしました。

また、相手役である石田ゆり子さんの神がかった快演も驚愕の一言。薫の体に入ってしまった友美の絶望と諦念を演じた石田さんに対しても、SNSでは「演技がただただ凄い」「演技力が圧巻」といった称賛が集まりました。永作さんと石田さんの圧巻の演技力が、本作をより感情を揺さぶる作品へと押し上げています。

ドラマ『さよなら私』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“魂が入れ替わった親友同士の結末”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です