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「開始5分で名作の予感…」“わずか数分”で視聴者を虜にした至高ドラマ…「全てが神がかってる」大絶賛の名作

  • 2025.12.9

ドラマを見始めたとき、最初の数分で「これは面白い!」と確信できる作品に出会うことは、視聴者にとって至福の瞬間です。物語の世界観、キャラクターの魅力、テンポの良い展開、すべてが冒頭から観る者を引き込む、そんな作品があります。今回は、そんな“開始早々、視聴者を虜にする名作”をご紹介します。

本記事では、2023年放送のドラマ『100万回 言えばよかった』(TBS系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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第37回東京国際映画祭 井上真央(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『100万回 言えばよかった』(TBS系)
  • 放送期間:2023年1月13日~3月17日

大人になってから偶然再会し、改めてお互いを運命の相手だと確信した幼馴染の美容師の相馬悠依(井上真央)と洋食店シェフの鳥野直木(佐藤健)。プロポーズを決意した矢先、直木は不可解な事件に巻き込まれ行方不明になります。

最愛の人が突然姿を消した悲しみに暮れながらも直木を懸命に探す中で、悠依は刑事の魚住譲(松山ケンイチ)と出会います。後日、譲は街中で直木の姿を見つけて話しかけますが、なんと直木は幽霊の姿となっていました。

自身の存在を唯一認識できる譲に、直木は自分の言葉を悠依に伝えてほしいと頼みます。非情な運命に必死にあらがい、奇跡を起こそうとする3人の姿を描く、脚本家・安達奈緒子さんによる完全オリジナルの"切なくて温かい"ファンタジーラブストーリーです。

わずか5分で心を掴む!圧倒的な引き込み力

第1話は初回15分拡大で放送され、冒頭から視聴者を作品世界へと引き込みました。幼馴染として再会した悠依と直木の運命的な恋が描かれる一方、直木が突然姿を消すという衝撃的な展開が待ち受けています。

特に印象的なのは、井上真央さんの演技力です。SNSでは「開始5分で名作の予感…」といった声が上がりました。直木の失踪を受け入れられず、涙が溢れながらも必死に現実と向き合おうとする悠依の姿は、多くの視聴者の心を揺さぶりました。

さらにラストシーンでは、冒頭で描かれた殺人事件の防犯カメラ映像に直木が映っていたことが判明し、「直木は事件にどう関わっているの?」「直木の死因は?」と、視聴者の間で考察が盛り上がりました。ファンタジーとミステリーが融合した独特の世界観が、第1話から視聴者を虜にしたのです。

佐藤健さんが魅せる、幽霊役という難役への挑戦

本作において、佐藤健さんは幽霊という特殊な役柄に挑戦しています。姿は見えても触れることができない、声は届かない。そんな設定の中で、直木の切なさや葛藤を表現する演技は圧巻でした。

SNSでは「佐藤健さんの演技がすごかった」「思わず泣いた」といった感想が続々と寄せられました。特に第1話では、悠依に自分の存在を信じてもらうため、譲の身体に憑依して思い出のハンバーグと"しょっぱいプリン"を作るシーンが話題となりました。

譲に対し「ちゃんとそばにいるって伝えたい。でもできない。だからあなたに頼んでいるんだ」と強く訴える直木の姿に、視聴者も涙を誘われたようです。見えない存在として悠依の涙を見守り続け、自分も泣きたい気持ちを抑える直木の演技は、佐藤健さんだからこそ表現できた繊細さでした。

第1話から視聴者を惹きつける名作

「全てが神がかってる」と称されるドラマ『100万回 言えばよかった』は、第1話から視聴者を惹きつける圧倒的な引き込み力を持った作品です。井上真央さんの繊細な演技、佐藤健さんが挑んだ幽霊役という難役、そして松山ケンイチさんが演じる2人を繋ぐ刑事・譲の存在が、物語に深みを与えています。

ファンタジーとミステリーが融合した独特の世界観、そして"切なくて温かい"ラブストーリーは、回を追うごとに視聴者の心を掴んでいきました。最終回では、直木が悠依に「愛してる」と何度も伝え、タイトルの意味が回収される感動的なラストを迎えます。

大切な人への想いを言葉にすることの大切さ、そして後悔しないように生きることの尊さを教えてくれる本作。開始早々、名作の予感を感じさせるドラマとして、多くの視聴者の記憶に残る作品となりました。主題歌であるマカロニえんぴつの『リンジュー・ラヴ』も物語を美しく彩り、作品の世界観を一層深めています。


※執筆時点の情報です