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「1話で離脱」「期待してたけど…」初回放送から“離脱者”も…だけど「離脱した人勿体無い」“回を重ねるごと”に魅せた名ドラマ

  • 2025.11.11

ドラマや映画の中には、物語の世界に引き込まれ、気づけば時間を忘れてしまうほど夢中になる作品があります。今回は、そんな中から"没入してしまう名作"を5本セレクトしました。

本記事ではその第5弾として、ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系)をご紹介します。クリスマスイブの横浜を舞台に、逃亡犯、シェフ、キャスターという全く異なる3人の人生が交錯していく一日を描いた群像劇。張り巡らされた伏線と緻密な構成、そしてキャスト陣の熱演が織りなす物語の結末とは――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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初エッセー本の出版記念会見を開催した松本若菜 (C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系)
  • 放送期間:2023年10月9日~12月18日
  • 出演: 二宮和也(勝呂寺誠司 役)

12月24日午前0時、横浜の街で銃殺事件が発生します。現場にいたのは、記憶を失った男・勝呂寺誠司(二宮和也)でした。目を覚ますと、目の前には頭を撃たれた男の遺体が横たわり、スマートフォンからは「早く逃げろ!」という男の声が響きます。何が起きたのか分からないまま、誠司は警察に追われる逃亡犯となり、わずかに残る記憶を手がかりに事件の真相を追い始めることに――。

そのころ、横浜・関内の老舗レストラン「葵亭」では、三代目シェフの立葵時生(大沢たかお)が、満席のクリスマスディナーに向けて朝から仕込みに追われていました。80年にわたり受け継がれてきた秘伝のソースを守り続けてきた時生は、妻を亡くして以来、仕事一筋の日々を送っています。しかし、店に見知らぬ男が現れたことで、静かな厨房に思いがけない波乱が訪れるのでした――。

一方、地方テレビ局「横浜テレビ」の報道キャスター・倉内桔梗(中谷美紀)は、自ら企画した報道番組『日曜NEWS11』の打ち切りを告げられ、料理番組への異動を命じられます。非情な通告を受け止めきれないまま、発生した銃殺事件の取材に向かう桔梗――。

逃亡犯、シェフ、そしてキャスター。一見無関係に見える三人の人生が、聖夜の24時間の中で少しずつ交錯していきます。それぞれの“ONE DAY”が重なり合うとき、止まっていた運命の歯車が静かに動き始めるのでした――。

“聖夜の24時間”を描く、三者三様の物語

『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』は、フジテレビ系で放送された月9ドラマです。二宮和也さん、中谷美紀さん、大沢たかおさんがトリプル主演を務め、いずれも月9初主演となる豪華な共演が話題を呼びました。

脚本は『翔んで埼玉』や『ルパンの娘』で知られる徳永友一さん、演出は『HERO』シリーズや『マスカレード・ホテル』シリーズを手がけた鈴木雅之さんが担当しています。日本を代表するヒットメーカーたちが集結し、“聖夜の1日”を1クールかけて描く壮大なエンターテインメント作品となりました。

そんな中でも注目を集めたのが、刑事・狩宮カレンを演じた松本若菜さんです。「綺麗」「女刑事役がハマり役」と話題になり、「今いちばん勢いのある女優さん」「大好き」といった声も多く寄せられました。

物語の舞台は、人々が浮き立つクリスマスイブの横浜。描かれるのは、逃亡犯の「逃亡編」、老舗レストランを舞台にした「レストラン編」、そして地方テレビ局を描く「地方テレビ局編」。それぞれの物語が同時進行で展開し、三者三様の人生がまるで運命に導かれるように交錯していきます。第1話から伏線が張り巡らされ、最終話ですべてがつながる大どんでん返しの構成も見どころです。

さらに、スピンオフドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~ エピソード0』がTVerで限定配信。本編の前日譚として、記憶を失う前の誠司の姿や、レストランの厨房で起こる小さな出来事、打ち切りを知らずに過ごす桔梗の一日などが丁寧に描かれ、本編とつながる伏線が随所に散りばめられています。

ドラマ全体を通して描かれるテーマは、“聖夜の奇跡”と“人と人とのつながり”。クリスマスという特別な日に起こる“奇跡の24時間”を描いた、心温まるヒューマンドラマです。

没入必至――それぞれの“ONE DAY”が交わるとき

『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』の見どころは、三つの物語が同時進行で展開しながら、少しずつ交わっていく構成の巧みさにあります。逃亡犯、シェフ、キャスターという異なる立場の三人の物語が、聖夜という特別な一日に向かって収束していく展開はスリリングで、物語がつながるたびに「点と点が線になる」ような快感を味わえます。

序盤から丁寧に張り巡らされた伏線が、回を重ねるごとに鮮やかに回収されていく構成は、まさに圧巻です。

また本作は、誰にでも"大切なある日=ONE DAY"があることを教えてくれます。いっけん何の関わりもない3人が、偶然の出会いやきっかけを通して、それぞれの人生に新たな展開をもたらしていく姿は感動的です。

放送当初、SNSでは「初回から情報量が多い」「展開がはやくてついていけない」「内容が難しい」「1話で離脱」「期待してたけど…」といった声も見られました。

しかし、物語が進むにつれて「離脱した人勿体無い」回を重ねるごとにどんどん面白くなってきた」といった感想が続出。「ニノのビジュアルが最高」「大沢たかおの演技が味わい深い」「クリスマスイブの雰囲気が楽しい」といった感想も多く寄せられ、最終的には「役者さんってすごい」「キャスト陣の熱演に引き込まれた」「極上のミステリー」と高く評価されました。

伏線の巧みさとキャスト陣の熱演が見事に融合した『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』は、まさに“没入してしまう名作”と呼ぶにふさわしい一作です。


※記事は執筆時点の情報です