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「間違いなく不意を突かれる」「ネタバレ厳禁の映画」“謎めいた構成”で視聴者を翻弄…約10分の出番でも光る“横浜流星の存在感”

  • 2025.12.9

映画には、喜びや悲しみ、怒り、そして切なさといった、自分でも制御できないほどの心のざわめきを与える作品が数多く公開されています。登場人物たちの葛藤や激情を通じて、観る者の感情を激しく揺さぶり、深い余韻を残す物語。今回は、そんな“感情の揺れを味わう名作映画”5選をセレクトしました。

本記事では第4弾として、2025年公開の映画『片思い世界』(東京テアトル、リトルモア)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“感情の揺れを味わう名作映画”『片思い世界』

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富士フイルムの新製品チェキ発表会に登場した横浜流星(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画『片思い世界』(東京テアトル、リトルモア)
  • 公開日:2025年4月4日

あらすじ

相楽美咲(広瀬すず)片石優花(杉咲花)阿澄さくら(清原果耶)の3人は、東京の片隅にある古い一軒家で共同生活を送っています。彼女たちは家族でもなければ同級生でもありませんが、毎日それぞれの場所へ出かけ、帰宅すれば一緒に夕食を囲み、同じ部屋で眠るという仲睦まじい日々を過ごしています。お互いを大切に思い合いながら、気ままな3人だけの暮らしを楽しんでいました。

しかし、彼女たちが12年もの長きにわたり、強い絆で結ばれ続けてきたのには、ある特別な理由が存在しました。そして、平穏に見える生活の中で、3人はそれぞれが胸に秘めた「片思い」を抱えていたのです―。

映画『片思い世界』の見どころ ※ネタバレあり

2025年公開の映画『片思い世界』は、広瀬すずさん、杉咲花さん、清原果耶さんという、朝ドラヒロイン経験者3人がトリプル主演を務めたことで大きな話題となりました。坂元裕二さん書き下ろしの脚本のもと、現代日本を代表する若手実力派女優たちが競演するという、まさに夢のようなキャスティングが実現しています。彼女たちの繊細かつ圧倒的な演技力がぶつかり合う姿は、観客を物語の世界へと深く引き込みます。

そんな本作はミステリアスな構成も特徴で、観客からは「間違いなく不意を突かれる」「ネタバレ厳禁の映画」「冒頭から続く違和感」といった声が寄せられるほどです。劇中に漂う違和感が回収された瞬間の衝撃は凄まじく、SNSでは「怒涛のラスト10分」「嗚咽混じりに大号泣」など、あまりの切なさに泣いてしまったという感想が溢れました。3人の演技と脚本の妙が織りなす予想外の感動が、多くの観客の心を激しく震わせたことがうかがえます。

出演時間わずか10分程度…なのに存在感抜群の横浜流星の好演

広瀬すずさん、杉咲花さん、清原果耶さんという豪華トリプル主演で話題を集めた映画『片思い世界』。本作で特筆すべきは、物語の重要な鍵を握る役・高杉典真役で出演している横浜流星さんの存在感です。同じく2025年公開の映画『国宝』では、メインキャラクターとして歌舞伎界の頂点を目指す壮絶な生き様を演じきった横浜さんですが、本作での出演時間はわずか10分程度。しかし、その短い登場時間であっても、スクリーンを支配する圧倒的なオーラは健在で、観客に鮮烈な印象を残しました。

特にピアノを演奏するシーンでの横浜さんの表情や佇まいは、多くの観客の涙を誘い、わずかな時間でも観る者の心を深く揺さぶります。その儚くも美しい演技に対し、SNSでは「とにかく素晴らしい」「秀逸だった」「唯一無二の役者」といった絶賛の声が相次ぎました。

映画『片思い世界』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“奇跡のトリプル主演が紡ぐ衝撃の展開”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です