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「NHK本気出してきたな」「エグすぎる…」“破格のクオリティ”に度肝抜かれる視聴者も…「唯一無二」朝ドラ女優が魅せた名ドラマ

  • 2025.11.14

圧倒的な取材力と骨太なテーマ設定で、重厚な人間ドラマを描き出すNHK作品。公共放送という立場から、民放では踏み込みにくい社会問題に鋭く切り込んだり、壮大なスケールで歴史を描いたりと、そのクオリティの高さで多くの視聴者を魅了してきました。今回は、そんな“至高のNHK作品”5選をセレクトしました。

本記事では第3弾として、2022年放送のドラマ『17才の帝国』(NHK総合)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“至高のNHK作品”ドラマ『17才の帝国』

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第67回ブルーリボン賞授賞式 河合優実(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『17才の帝国』(NHK総合)
  • 放送期間:2022年5月7日~6月4日

あらすじ

舞台は、日本経済が没落してしまった近未来である202X年。 日本を復活させるため、総理大臣の鷲田継明(柄本明)は、内閣官房副長官である平清志(星野源)に命じ、AIが政治を担う実験都市「ウーア」を立ち上げます。ただ、AIによって選ばれた閣僚は、17才の高校生であり“総理”に任命された真木亜蘭(神尾楓珠)をはじめとした、若者たちばかりでした。

プロジェクト開始から3か月後、真木総理に憧れる若者のひとり、茶川サチ(山田杏奈)らも「ウーア」へ移住し、ついに都市は本格的に始動します。総理となった真木は、就任早々「議会の廃止」という過激な提案を行い、さらに「支持率が30%を切ったら辞任する」と国民に宣言します。こうして、17才の若き総理による、前代未聞の政治実験「17才の帝国」の幕が開くのでした―。

ドラマ『17才の帝国』の見どころ ※ネタバレあり

ドラマ『17才の帝国』は、AIが政治を担う近未来都市「ウーア」を舞台に、17才の若者が首相として統治に挑むという野心的かつ壮大なテーマで視聴者を圧倒した作品です。SNSでは「映像や音楽などにNHKの本気を感じる」「NHK本気出してきたな」「エグすぎる…」といった声が寄せられているように、近未来の世界観をチープさなく描いた映像技術や物語のスケール感を高める音楽のクオリティに圧倒されます。挑戦的な設定にもかかわらず重厚なSF作品として成立させたNHKの制作力が、本作の大きな評価ポイントです。

そんな世界観で躍動する、神尾楓珠さんや山田杏奈さんをはじめとした若手俳優陣の熱演も本作の大きな魅力。特に、連続テレビ小説『あんぱん』での快演も記憶に新しい河合優実さんに対しては、SNSで「異彩を放ってる」「唯一無二の雰囲気」と、その圧倒的な存在感を称賛する声が相次ぎました。AIによる統治という無機質なテーマのなかで、河合さんの持つ独特な空気感と確かな演技力が、人間の葛藤や生々しい感情を際立たせ、物語に深い奥行きを与えています。

DVDやBlu-rayの発売を求める声が相次ぐ人気作

AIが統治する実験都市を舞台に、17才の若者たちが理想の未来を模索する姿を描き、大きな話題を呼んだドラマ『17才の帝国』。その革新的なストーリーと映像美で、多くの視聴者を魅了しました。しかし、現在、DVDやBlu-rayなどの発売・レンタルはなく、配信もNHKオンデマンドや、U-NEXTやAmazon Prime Videoなどで別途課金が必要など、視聴方法は限られています。

そのため、作品を手元に残したい、課金を気にせずに作品を楽しみたいと願う熱心なファンからは、DVDやBlu-rayといった円盤化を求める声が後を絶ちません。放送終了した今なお、SNSでは「何卒何卒…」「諦めていませんよ」といった熱い声が上がり続けており、パッケージ化が待望される大人気作品となっています。

ドラマ『17才の帝国』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“若き天才たちの近未来革命”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です