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「かなり生々しい」「よく実写化したな…」“強烈な過激描写”で魅せた衝撃映画…主演女優の快演に「間違いなく次の映画界を担う」

  • 2025.11.14

巧みな伏線、予想を根底から覆す結末、あるいは自身の価値観や倫理観を強く揺さぶられるようなテーマ。鑑賞後も言葉を失うほどの深い余韻や問いを投げかける作品が、数多く生み出されてきました。今回は、そんな“衝撃を受ける名作映画”5選をセレクトしました。

本記事では第3弾として、2021年公開の映画『うみべの女の子』(スタイルジャム)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“衝撃を受ける名作映画”『うみべの女の子』

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※Google Geminiにて作成(イメージ)
  • 作品名(配給):映画『うみべの女の子』(スタイルジャム)
  • 公開日:2021年8月20日

あらすじ

浅野いにおさんの同名漫画を原作に、ウエダアツシさんが監督を務め、平谷悦郎さんと共同で脚本も担当し実写映画化。

海辺の小さな街で暮らす中学生の佐藤小梅(石川瑠華)は、憧れの先輩であった三崎秀平(倉悠貴)に告白したものの、ひどく振られてしまいます。そのショックから、小梅はかつて自分のことを好きだと言ってくれた内向的な同級生・磯辺恵介(青木柚)を誘い、衝動的に体の関係を持ってしまいました。

初めは興味本位で始まった関係でしたが、何度も身体を重ねるうちに、恵介を恋愛対象とは見ていなかった小梅の心に特別な感情が芽生えていきます。しかしその一方、小梅のことが好きだったにもかかわらず、なぜか彼女との関係を断ち切ろうとする恵介。2人の気持ちがすれ違うなか、恵介は過去にイジメを苦に自殺した兄への贖罪の念から、ある衝撃的な行動に出るのでした――。

映画『うみべの女の子』の見どころ ※ネタバレあり

浅野いにおさん原作の漫画を実写化した映画『うみべの女の子』は、思春期の少年少女が抱える不安定な心情と性の衝動を一切の美化なく描いたことで賛否両論を呼んだ作品です。SNSでは「かなり生々しい内容でびっくり」「よく実写化したな…」といった声が寄せられているように、その過激で露骨な描写は、観る者に強烈な印象を与えました。中学生の生々しい現実を真正面から捉えた内容は驚きの声が上がるほど挑戦的であり、一部の観客を戸惑わせた側面もあったようです。

一方で、その挑戦的な実写化は、特に原作ファンから熱狂的な支持を受けています。SNSでは「見事な実写化」「実写化として完璧」「期待してなかったけど良すぎて泣いた」といった絶賛の声が相次ぎました。原作の持つ独特の閉塞感や焦燥感、そしてキャラクターたちの繊細な心の機微を、主演の石川瑠華さんや青木柚さんが見事に体現しています。実写化への不安を抱いていたファンをも納得させるほどの高い完成度と原作へのリスペクトが、本作の最大の評価ポイントです。

石川瑠華の繊細かつ大胆な演技に観客「次の映画界を担う存在」

浅野いにおさん原作、海辺の町を舞台に中学生の危うくも生々しい関係を描いた映画『うみべの女の子』。本作の衝撃的な世界観を支えたのは、主人公の佐藤小梅を演じた石川瑠華さんと、磯辺恵介を演じた青木柚さん2人の快演です。石川さんは、小梅の少女らしい脆さや衝動的な激しさ、そして奥にある虚無感を繊細に表現。青木さんは、一見大人びて見える磯辺の掴みどころのない独特の存在感と、内面の繊細な心の揺れ動きを見事に演じきりました。

特に、R15指定されるほど体当たりな演技も辞さなかった石川さんの姿に、SNSでは「魅力にやられた」「間違いなく次の映画界を担う」といった称賛の声が相次ぎました。大胆な演技で生々しさを表現した石川さんの存在感は、観客に強烈な印象を与えると同時に、物語に深みをもたらしました。

映画『うみべの女の子』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“少年少女のヒリヒリとした青春”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です