1. トップ
  2. 管理栄養士「腸内環境を整えてくれるかも」→旬の今食べたい『秋の味覚』とは

管理栄養士「腸内環境を整えてくれるかも」→旬の今食べたい『秋の味覚』とは

  • 2025.11.12
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

涼しくなり、空気も澄んでくる秋は、食欲が増す季節ですね。秋の味覚には美味しいだけでなく、体の調子を整える食材が多いことをご存じでしょうか。今回は管理栄養士の視点も交えつつ、「腸内環境を整えてくれる」と言われる旬の秋の味覚について、わかりやすく解説します。

季節の味覚を楽しみながら、体の内側から調子を整えてみませんか?

ラ・フランスってどんな果物?

今回注目したいのは10月中旬頃から旬を迎える「ラ・フランス」です。ラ・フランスは洋梨の一種で、フランスが原産国というわけではなく、フランス風の洋梨を意味しています。

特徴はその柔らかい果肉と豊かな甘み。しっとりとした食感で、口に入れると芳醇な香りとともにとろけるような味わいが広がります。生食はもちろん、ジャムやスイーツの材料、料理のアクセントにも使われることがあります。

食べる際は、そのままカットして味わうのはもちろん、ヨーグルトに混ぜたり、サラダのトッピングにしたりするのも人気です。生の甘さとさわやかな香りが加わることで、いつもの料理が一段と華やかになるでしょう。また、ジャムやコンポートに加工すると長く楽しめ、温かい紅茶やパンケーキとも相性抜群です。季節のフルーツとして、いろいろなアレンジを試してみるのもおすすめです。

ラ・フランスが腸によいのはなぜ?

undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

なぜラ・フランスが腸によいとされているのでしょうか?ラ・フランスは単なる甘いフルーツではなく、食物繊維や果糖、そして多様なビタミン類を含んでいます。特に食物繊維は、腸内での働きに注目されており、排便を促したり腸内の善玉菌のエサになることで知られています。

その食物繊維が腸内環境のバランスを保つサポートになるとされていて、ラ・フランスに含まれる水溶性と不溶性の両方の食物繊維が、腸の動きを助ける働きをしてくれるのです。

また、果肉にはポリフェノール類も含まれていて、抗酸化作用があるため、腸内の細菌バランスに良い影響を与えるとされています。

秋限定の贅沢感!ラ・フランスで食卓に季節感と健康志向を

ラ・フランスは、甘くて美味しいだけでなく、食物繊維やポリフェノール、水分などの成分が腸の働きを支える可能性がある果物です。これらの栄養は、腸内の環境を整える仲間として注目されていて、生活の中で取り入れやすい点も魅力のひとつです。

腸の健康は毎日の食生活の積み重ねで変わると言われています。ラ・フランスはその一役を担う果物として、旬の季節に楽しみながら取り入れてみてはいかがでしょうか。


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。