1. トップ
  2. 管理栄養士「皮は剥かないで」→実はそのまま食べてほしい『今が旬の野菜』とは?

管理栄養士「皮は剥かないで」→実はそのまま食べてほしい『今が旬の野菜』とは?

  • 2025.11.13
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

スーパーや直売所でよく見かける旬の野菜たち。かぼちゃやさつまいもなど、さまざまな種類があります。実は、管理栄養士から「皮は剥かないでほしい」といわれる野菜があることを知っていますか?

この記事では、今が旬の野菜のなかでも特に「皮ごと食べることをおすすめしたい野菜」にスポットを当て、理由や楽しみ方をわかりやすく紹介します。

旬の「かぶ」の栄養をおさらいしてみよう

undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

今回注目したい旬の野菜は「かぶ」。かぶは春と秋~冬に旬を迎え、今がちょうど旬を迎えています。

かぶは低カロリーでありながら、多様な栄養を含んでいます。根は水分が多くさっぱりとした味わいですが、ビタミンやミネラルも豊富です。特に注目されているのはビタミンC。ビタミンCは体の免疫を支える栄養素として知られ、かぶの根の部分100gあたりには約20mg含まれているとされています。また、葉の部分にはさらに多くのビタミンAやカルシウムが含まれているため、捨てずに食べることで効率よく栄養を摂ることができます。

加えて、かぶには消化を助ける成分が含まれていることも特徴です。アミラーゼなどの消化酵素が豊富で、これが胃腸にやさしいといわれています。

なぜ皮ごと食べたほうがいいの?おいしい食べ方とは

実はかぶの皮やそのすぐ下の部分には、ビタミンCやポリフェノールなどの抗酸化成分が多く含まれています。また、皮ごと食べることで食物繊維も余すことなく摂取できると言われています。

そのため、皮をむいてしまうとせっかくの栄養を捨ててしまうことになる可能性も。

かぶの皮は加熱すれば柔らかくなり、漬物などにする場合も薄くスライスすれば気にならずに食べられます。旬のかぶは瑞々しく甘みも強いので、皮ごと食べることで素材そのものの味わいを楽しめます。無農薬や減農薬で育てられたものならさらに安心感もありますよね。

さらに、かぶの葉にもビタミンやカルシウムが豊富に含まれているので、こちらも一緒に食べるのがおすすめです。かぶ本体も葉も、丸ごと活用することで健康的な食事作りに役立つでしょう。

ふだんの食卓にかぶを取り入れてみよう!

かぶは和食に限らず洋風のおかずなど、さまざまなアレンジが可能です。例えば、薄くスライスしたかぶをオリーブオイルとハーブで和えたり、ピクルスにしたりすると洋風のおかずに。かぶ独特の甘みが食べやすく、新しい味わいを楽しめるかもしれません。皮ごと食べることで、余すことなく栄養を摂り入れることができます。

これからの季節、かぶをおいしく・無駄なく楽しむ工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか。


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。