【福岡市西区玄界島】少人数教育×島ぐらし・親子で「玄界島プチ移住体験」

こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます！リビングふくおか・北九州Web地域特派員はるはるです。
以前取材させていただいた「にゃるずcoffee」さんからのご縁で玄界島プチ移住体験を取材させていただくことになりました。
〜自然と人の温かさにふれる一日〜
福岡市の中心部からフェリーでわずか35分。穏やかな海に囲まれた玄界島は、豊かな自然とあたたかな人々が暮らす島。
今回は、親子で参加した「プチ移住体験」の様子をレポートします。

島までのアクセス

島までのアクセス＆第一印象

玄界島へはベイサイドプレイス博多ふ頭第一ターミナルから乗船します

【時刻表】
ベイサイドプレイス博多ふ頭【発】全７便
７：１０、８：５０、１１：２０、１３：３０、１６：４５、１８：３０、２１：００(１２月～２月は２０：３５)
玄界島【発】
６：２０、８：００、９：４０、１２：１０、１４：３０、１７：３５、１９：４５
※運行状況や時間は直接ご確認下さい。天候などで左右される場合があります。
●渡船運賃
片道：大人870円・子供440円 大人1人につき幼児１人無料

「ゆうなみ」に乗船！！子供達も大はしゃぎ！船酔いもありませんでした。３５分の船旅で玄界島へ。

見慣れた風景ですがやっぱりいつ乗ってもワクワクしますね。福岡市内でこの体験ができるのもありがたいです。
船に乗る前から、子どもたちは「どんな子がいるかな？」「学校はどんなところだろう？」とワクワク。
朝の澄んだ空気と海風のなか、玄界島の子どもたちと出会える日を心待ちにしていました。

港に着くと、福岡市立玄界小・中学校の先生、玄界島島づくりの担当者、そして昨年移住されたお子さんのお母様が笑顔で出迎えてくれました。
フェリーを降りた瞬間から、島のあたたかさに包まれるような感覚。にゃるずcoffeeの猫ちゃん達もお出迎えです。

 学校体験「一人ひとりを見つめる授業」

港から学校まで案内していただき、到着したのは福岡市立玄界小学校・中学校 
ちょうど朝の登校時間で、先生方や子供達ともお会いする事が出来ました。
ちょっと緊張気味の子供達でしたが、ワクワクが溢れている様子でした。

学校に到着後、学校の中を教頭先生が案内してくださいました。
特に教室や運動場からの眺めが本当に素晴らしくて、窓の向こうに広がるのは、どこまでも続く青い海。授業の合間に海を見ながら深呼吸できる、まさに“自然が教室の一部になっている”ような環境。

見て下さいこの景色！教室から見える景色は一面海！

子どもたちは海風を感じながらブランコに揺られ、その笑顔がまぶしくて、「この景色の中で学べるって贅沢だな」と感じました。

授業は少人数制ならではで、しっかりと解るまで指導が続くので本人も安心感と緊張感と程よく感じている様子でした。
教頭先生をはじめ、関わる先生方は子供たちの自主性を一番にされていて、やりたいことの為に何をしなければならないか、しっかり本人に考えさせて、自分の意見をしっかり言える子供に育っていくんだなと感じました。
少人数だからこそ自分たちが動いて、作っていく。そんな環境が素晴らしいなと思います。

色々な体験をさせていただき、すごく楽しかったと、子供たちもこの日の事は沢山話してくれます。

給食は福岡市の献立と同じものです。フェリーで材料が運ばれてきて、校内の給食室で毎日調理。出来立ての暖かく美味しい給食が食べられます。
そして給食は中学生、小学生全校生徒と先生方同じテーブルで食べます。準備や片付けもみんなで協力して行う素敵な光景でした。
この日は学校体験を歓迎していただいて、子供たちは緊張しながらもみんなで食べる楽しみを味わっているようでした。

島の暮らしを体感「自然と人がつながる場所」

学校見学を終えたあとは、玄界島島づくりの担当者と島内をめぐりました。
どこからでも海が見える。広がる景色に、子どもたちは思わず「わあ…！」と声をあげていました

ヘリポートは、もしもの時に備え、島の安心を守るために設置されているそう。
緊急時の搬送にも使われると聞き、小さな島の中にもしっかりと“守りの仕組み”があることに、安心を感じました。

そして、島唯一の商店「アイランドポート」。お菓子や日用品、文房具などを買いに子どもからお年寄りまでが訪れるそうです。
店内には、島の人々の笑顔と会話があふれる——まさに暮らしの中心のような場所。

診療所には歯科と内科があり、島の健康も守られています。
海風に揺れる木々を眺めながら、“互いに支え合って生きる”という言葉の意味を、この島の景色が静かに教えてくれた気がしました。

移住を検討されている方向け情報

今回の見学では、島での宿泊体験もできる市営住宅も案内してもらいました。

実際に移住を検討される際には、市営住宅や県営住宅の見学ができます。さらに希望される方には市営住宅に宿泊体験も可能だそうです（要予約）。
今回見学した市営住宅は畳の部屋にダイニングテーブル、冷蔵庫や洗濯機など必要な設備が整っていました。
「泊まってみると見えてくるものがある」とよく言うように、宿泊体験を通じて、移住暮らしをよりリアルに感じれるかもしれません。
※観光目的での宿泊は受け付けていないとのことでした。

温かいお見送りに包まれて

帰りの船に乗ると、先生や島民の方が最後まで手を振ってお見送りしてくださいました。
子どもたちは笑顔で「ありがとう〜！」と手を振り返し、船の窓越しに別れを惜しみました。学校でのやさしい時間、島の方々の温かな受け入れ——
この体験が、親子にとって大切な“心の記憶”になりました。

玄界島で感じた、やさしい時間

今回は日帰りのスケジュールで体験しましたが、また宿泊体験もしてみたいなと感じました。
それは島の人たちの優しさに触れ、また会いに行きたいと思える方々の存在があるから。そして島を盛り上げていきたいという思いにも触れ応援したくなりました。

島内見学は随時募集されていますので、気になる方は事前予約やお問い合わせを。
また、季節ごとに多彩なイベントも開催されています。
最新情報は、玄界島公式ホームページ・Instagramで確認を。
静かな海と、やさしい人のつながりが息づく玄界島。観光ではなく、暮らしを感じる旅をしてみませんか？

玄界島島づくり推進協議会
福岡市西区大字玄界島
メール：genkai.manage@gmail.com
URL：https://genkaijima.com

※記事に掲載した内容は公開日時点または取材時の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際は公式サイト等で最新情報の確認をしてください