その眉毛、古くない？トレンドは【薄シャープ眉】！簡単アイブロウメイク解説

教えてくれたのは…

ヘア＆メイクアップアーティスト

佐々木れなさん

今っぽく、日常でリアルに盛れるメイクの名人。自身もハイトーンヘアゆえ、自然な薄眉を日々研究中。その人に合わせた色や質感の提案にも定評がある。

まだ“しっかり眉”で大人キレイを演出してる？今っぽいキリッと顔への最短ルートは「うすシャープ眉」

「うすシャープ眉」ってこういうこと！

立体感やリアルな毛感、完璧さはあまり重視せず、必要最低限の描き足しと、マスカラでのカラーリングでつくる“存在感がありすぎずに整っている”眉のこと。キレイと抜け感が共存する顔印象が手に入る。

◆Before

・ やや近づきにくいムード
・ ほかのパーツも盛らないと浮きがち
・ つくり込み感が強く、軽やかさに欠ける

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◆After

☑ 抜け感があるのに凛とする
☑ 印象がぐっと軽やかに
☑ 目の存在感が一段とアップ
☑ 毛量や形に左右されない

抜け感もキリッとも叶える！ 大人キレイの新スタンダード眉

佐々木れなさん

顔の印象をキレイめに整えるとき、眉を変える人は多いですよね。これまではしっかり縁どったり、山に角度をつけたり、眉全体を塗り潰して少し強さを出すのが主流でしたが、今の大人キレイの定義は親しみやすさや抜け感がカギ。「うすシャープ眉」ならキリッとしつつ柔らかさも宿り、表情が見違えるほど洗練されますよ！

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【うすシャープ眉】成功のルール4

佐々木れなさん

ずっと同じアイテムを使っていては眉は変わりません！

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うすシャープ眉への第一歩は、アイテムの見直しから！

＼ 万能！ 誰にでも似合う王道アイテムはこれ！ ／

◆KATE 適度な太さの楕円芯で描いた感が出にくい

【A】ケイト アイブロウペンシル（パウダリーフィニッシュ）

01

￥880（編集部調べ）／カネボウ化粧品

密着パウダリー処方でふんわり描けて、仕上がりが長続き。

◆HBL BEAUTY 黒さを抑えるまろやかベージュ

【B】HBL アイブロウ カラーリングマスカラ

01

￥3300／HBL BEAUTY

肌と一体化するミルキーなベージュ。細毛、太毛もしっかり染まる。

◆Visée 濃すぎず、ほどよい存在感を与えるブラウン

【C】ヴィセ フラッフデザイン アイブロウカラー

BR-02

￥1100（編集部調べ）／コーセー

ふわっと柔らかな色づきで、重ねてもダマになりにくい。

◆CipiCipi ベッタリつきにくく、描き足しもぼかしも楽々こなす

【D】シピシピ アイブロウブラシ 熊野筆

￥1650／Rainmakers

適度なコシと長さ。

◆RMK 中間色、柔らか質感で薄眉に！

【E】RMK アイブロウ パウダー デュオ

02

￥4180／RMK Division

パサつきレスの低彩度な濃淡2色が自然な影をつくる。

◆CEZANNE 眉全体に仕込めばキープ力もアップ！

【F】セザンヌ トーンフィルターハイライト

01

￥693／セザンヌ化粧品

植物性由来オイル配合。肌にしっとり溶け込みトーンアップ。あと肌はサラリ。

【Rule1】アイテムはすべて淡いカラーを選ぼう

佐々木れなさん

眉メイクは毛を補うというイメージから濃いブラウンやグレーが必須と思いがちですが、今回は毛の黒さを消すのが目的なので淡いカラーのみでOK！

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【Rule2】眉マスカラは明るさ違いの2色を用意

佐々木れなさん

“毛の黒さを消す”のにマストなのが眉マスカラ。肌の色に近いベージュと、それよりワントーン暗い2本を重ねて使います。肌に血色感がある人は、ピンク系の色がおすすめ。

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【Rule3】コンシーラーではなく、パウダーのマットハイライトで輪郭を整える

佐々木れなさん

コンシーラーで眉まわりを整えて際立たせる方法もありますが、パウダーのマットハイライトがより肌に溶け込み、“やってます感”なく立体的に仕上がります。眉ブラシも必須です。

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【Rule4】眉の下側を重点的に描くからシャープに見える

佐々木れなさん

キリッとした印象を与えるには、眉の下側を書き足すこと。毛は上に向かって生えているので、根元を揃えてあげることで自然なラインが生まれ一気にシャープに。

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【さっそく実践】簡単！ うすシャープ眉のつくり方

＼ こんな眉でも大丈夫！ ／

毛が濃くて太い

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1本目のマスカラをコンシーラータイプに変更
黒さが目立ってしまう濃い眉、太眉は1本目のマスカラでトーンをガッツリ上げるのがおすすめ。2本目からは同じ工程でもなじむ。

毛が生えていない部分が多い

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眉マスカラの色に合わせたペンシルで描き足そう
毛を補おうと濃いペンシルで描き足すとそこだけ密集して見えてしまうので、淡い色を使い1工程目であらかた描き終えておくと◎。

【1】ペンシルで眉の下側（根元）を整える

まず眉全体に【F】を大きめなブラシで仕込み、スクリューで毛流れを整える。一本線にならないように眉頭を抜いて【A】でサッサッと根元を埋め、スクリューでなじませる。

眉尻はアイラインより長めがベスト
アイラインが長い人は、眉尻も少し長めにするとバランスが◎。

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【2】明るい眉マスカラを全体にしっかり塗布

余分な液はティッシュオフ！
毛の存在感を薄めるためにブラシを往復させながら、毛の表裏に【B】をまんべんなく塗る。最後は毛流れに沿うように流していく。

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【3】眉の下半分に暗めのマスカラを塗る

【C】をティッシュオフしたら、先端を使って下半分に毛流れに沿ってオン。上から下に向かって濃淡のグラデーションをつくるイメージで。

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【4】パウダーでシャープな眉尻をつくる

【D】の小さい方を使い、【E】の★をまずは眉尻の下側にスッと入れる。そのままパウダーはつけ足さず、上側にもトンッと置いて下にぼかす。

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【5】眉頭のあけていた部分を埋める

ブラシにわずかに残ったパウダーで、ペンシルで描かなかった眉頭の隙間を埋めるようにブラシを置き、上にぼかし入れる。

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【6】眉の輪郭を際立たせるハイライトをオン

【D】の大きい方を使用。【F】をたっぷりとり、眉尻の上下くの字にトントンと置いて描いた眉を際立たせる。まわりも軽くなじませると自然。

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【7】眉頭は毛だけにのせて抜け感をプラス

もう一度ハイライトをブラシにとり、地肌につかないよう毛だけにササッとのせる。眉頭が薄いことで柔らかもプラスされる！

抜け感を残しながら、凛とした大人顔に

撮影／榊原裕一（人物）、新垣隆太（CASK／静物） ヘアメイク／佐々木れな（Three PEACE） スタイリング／滝沢真奈 モデル／花山瑞貴 取材・文・構成／飯島亜未