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【神崎恵さん】この春気になるトレンドあれやこれや【酸いも甘いもオンナの醍醐味】

  • 2026.3.15

美容家としてはもちろんのこと、同世代にとってロールモデルでもある神崎恵さん。その生き方や考え方をシェアする連載、32回目です。今回は神崎さんが気になっている春のトレンド。


この春気になっているトレンドあれやこれや

どんな季節もそれぞれ好きな理由があるのですが、とりわけ春は、少しずつ暖かくなるとともに気持ちが上向いて、ワクワクッと冒険心が湧き上がってくるような感じが好きです。この春はまさにそんな、ワクワク感と冒険心、加えて遊び心が掻き立てられるファッションが気になります。

ジョナサン・アンダーソンが新たに就任した「ディオール」

まずは、“ロエベのクリエイティブ・ディレクターとしてブランドを牽引してきたジョナサン・アンダーソンが退任後、新たに就任した“ディオール”の春夏コレクション!
ディオールの代名詞ともいうべき「バー」ジャケットを再解釈したジョナサンのスタイルは、マニッシュなツイード素材を使って丈を短くコンパクトにしたり、ややゆったりとしたシルエットにしたり。さらにはコントラストを効かせたサテンのピークドラペルで、モダンかつタイムレスなデザインを実現。ルックを見ているだけでたくさんの刺激を受けました。

「レディ ディオール」新作バッグ

もうひとつときめいたのは、新作の「レディ ディオール」。刺しゅうされた四つ葉のクローバーがバッグ全体にちりばめられ、よーく見ると、なんと、小さなてんとう虫が!あまりの愛らしさに完全に射抜かれました。
面白いのは、「バー」ジャケットも「レディ ディオール」も、ブランドの象徴であり、伝統的なアイテムです。それを、今を生きるデザイナーの感覚で解釈し、敬意と遊び心をもって現代へ解き放ったこと。何にもとらわれない、自由で楽しくて独創的なアイテムの数々は、この春、いちばん私の心に響きました。もっと自由で、もっと自分らしく、楽しさを追求したっていい!と、勇気をもらえた気がします。

「シャネル」のプレイフルな美しさ

同じく”シャネル”のルックもすごかった!ファッションやメイクを通し、プレイフルな美しさがあふれていて繰り返し見てしまいます。とりわけ、廃駅となったニューヨーク市地下鉄J・Z線のバワリー駅で開催されたマチュー・ブレイジーによるメティエダールショーは圧巻でした。ラフなジーンズ姿の学生から(手にはツイードジャケットを持って)、シンプルなオペラケープをなびかせる女性、大胆なアニマル柄x柄で颯爽と歩く人、猫耳のヘッドピアスで乗車する女性。どのルックも、そしてそれを纏う人も、堂々として美しく、何にもとらわれていない。ファッションも人生も、遊び心をもって、思い切り楽しんでやる!というパワーにあふれているんです。

春のメイクはミュートカラー

それから、春のメイクで気になっているのは、ミュートカラー。全体的にしっかりメイクというよりは、春らしく淡い色をほんのり薄くのせるイメージ。ただし、肌作りやラインはしっかり入れてメリハリをつけることを忘れずに。
いずれにしても、この春は”遊び心”と”とらわれない、がマイトレンド。さて、50歳の春をどう楽しもうかしら。

【神崎恵さんプロフィール】
かんざき・めぐみ。1975年生まれ。美容家。著書『一生ものの基礎知識 美容の教科書』(講談社)など著書多数。多くの女性誌で連載を執筆。3人の息子を持つ母。

ショートジャケット4万5100円(ブロッサム)スカートパンツ5万9400円(シーロン)バッグ46万2000円(ガブリエラ ハースト/ガブリエラハーストジャパン) バールネックレス10万1200円、「M』チャーム28万2700円(ともにビジュードエム/ビジュードエム六本木ヒルズ) Tシャツ、靴/スタイリスト私物

撮影=遠藤優貴 スタイリング=石関靖子 ヘア=赤羽麻希〈Un ami〉 インタビュー=田中美保
※GLOW2026年4月号より

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