「まさか歓迎されていない」…？財務省SNS、片山さつき新大臣に “塩対応” 疑惑「抵抗勢力か」と臆測呼ぶ

簡素？ 簡潔？ たった一文の投稿が火ダネに

高市早苗新内閣が2025年10月21日に発足とともに、新たな財務大臣に着任した片山さつき氏。しかし着任以降、財務省のX公式アカウント（@MOF_Japan）の投稿をめぐり、X上で批判の声が多発しています。投稿の内容が簡潔過ぎて“塩対応”だというのです。

片山新財務相が着任して以降の投稿を確認すると、翌22日（水）に片山氏が登場するものが連続で3件。1件目は「片山大臣が初登庁しました。」という内容で、表口から省内に入る片山氏を俯瞰（ふかん）で捉えた画像が添えられています。これについては、職員が整列していなかったり礼がそろっていなかったりする点を捉えて「歓迎されていない雰囲気がすごく伝わってくる」などの感想が寄せられました。

以降、「新旧大臣事務引継式を行いました。」「片山大臣が初の大臣記者会見に臨みました。」と、投稿の本文がシンプルな1行という点に違和感を抱くユーザーが続出。特に初会見の投稿に対しては、「ポストするなら発言の要旨くらい書いてください。嫌々やっているんですか？」「財務省、まさか『抵抗』のつもり？ 仕事する気がないなら幹部入れ替えを」と、簡素な本文を“不満の表れ”だとする声が多数寄せられました。

こうした解釈は多くのXユーザーに共通しているようで、「片山さん負けないで」と応援の言葉を掛ける例も見られます。

加藤勝信前大臣時代の投稿は、貿易統計やG7会議の詳細データを、PDFリンクやハッシュタグ（#貿易統計）付きで発信するなど、現状よりも情報量が多かったのは確か。これと対照させるように片山氏関連の投稿は「絵日記レベル」と揶揄（やゆ）されているのです。

「（会見の）発言要旨くらい書いてください」といったユーザーらからの呼び掛けに、財務省からの返答・反応は23日夜時点で特にありません。ただ留意したいのは、農林水産省や消費者庁などXで面白ネタなどを定期的に投稿しバズを起こしている他府省と比べると、財務省は以前から“お固め”の運用。加藤前大臣時代の投稿を振り返っても、簡潔な「5W1H」にまとめられているものが多いことが分かります。今後、片山新大臣が実際の会議などに出席：発言することで、加藤前大臣時代と同様の発信が見られるようになるのかも知れません。

（LASISA編集部）