滑り台の上からげんこつ。叩いた子どもの母親だけが見ていない。叱らない育児｜まるの育児絵日記

幼稚園入園を控えた３歳の息子アキくんを育てるまるさんは、同い年の子どもを持つまーくんママ、よっくんママ、つーくんママの３人のママ友と仲良くなり、つーくんは手がかからないから感情的に怒ることはないというつーくんママの話を聞いて驚きました。一緒に通っている発達の教室でも、まわりをよく見て気配りができるつーくんをママたちは絶賛。しかし、みんなが見ていないところでつーくんがまーくんの靴を踏みつけているところを偶然目撃したまるさん。その靴を指さして「直してあげる」と靴をきれいに整えるつーくん。周りのママたちは「いい子」と褒めますが、まるさんは絶句しました。帰宅後、モヤモヤしていたまるさんは、「ママ大好きだよ」とにっこり笑っていたつーくんを思い出し故意ではないと思うことにしましたが、後日みんなでランチしていた時に、つーくんがテーブルの上のまーくんのハンカチにすっと手を伸ばし、そのままポイッと床に落としたのです。それを目撃したまるさんがつーくんをじっと見るも、素知らぬふりで「まーくんハンカチ落としたよ」と拾ってあげるのを見て満足そうなつーくんママ。まるさんは「絶対わざとなのに・・ストレートに言うべき？」と考え込みました。

叱らないママ友

つーくんがまーくんのハンカチをわざと床に落とす瞬間を見ていたまるさんが思わず「あっ！」と声を出すと、つーくんはビクッとして一瞬気まずそうな表情をしました。しかし、つーくんはすぐに「まーくん、ハンカチ落ちたよ！ぼく、拾ってあげるね！」と、ハンカチを拾ってまーくんに渡しました。つーくんがわざとハンカチを落とすのを見ていたのはまるさんだけで、何も知らずにつーくんを微笑ましく見つめるつーくんママを見て、まるさんは「どうやって伝えるべきか迷う・・」と事実を伝えるべきか考え込んでいました。

すると、「みんな食べ終わったね！じゃ、キッズランド行こー！」とつーくんママが言いました。

「水筒持ってねー」と立ち上がるみんなを見て、「あ・・」と心の中で呟くまるさんは、

「タイミング逃したっ」と心の中で後悔していました。

そしてキッズランドへ。
楽しそうにわいわいはしゃぐ子どもたちを見守るママ達。

滑り台の前では滑ってくる子ども達を待っていました。
ちょうど、まーくんが滑っていてその上からつーくんの姿が見えました。

すると突然、ガン！！とつーくんがまーくんの頭にげんこつを！！びっくりしたまーくん！

それを見ていたまるさんはもちろんまーくんママもビックリ！！
でも、つーくんママだけはスマホを見ていて何も見ていませんでした。

まーくんが「うわーんっ！！」と大きな声で泣き出します。

「まーくんっ！」とまーくんママが声を掛けるのと同時に、「つーくんっ！」とまるさんが大きな声で呼びました。

まーくんのハンカチをわざと落として拾ってあげたふりをするつーくん。目撃していたまるさんがどうやって伝えるべきかと迷っているうちにキッズランドへ行くことに。すっかりタイミングを失ってしまい後悔するまるさん。その後、子ども達が遊んでいるのを見守っていると、まーくんが滑り台に。すぐその上にいたつーくんが、突然まーくんの頭をげんこつで叩いたのを見て、まるさんとまーくんママはビックリ！スマホを触っていて何も見ていないつーくんママ、実際に見ていないと、なかなか真実を受け入れてくれなさそうですよね。

※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。

［作者］まる
９歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。

［編集］ママ広場編集部
つーくんはママの目を盗んで悪さするのが本当にうまいですね・・それともママがスマホばかり見すぎ？？