「一軍の金魚のフン」高校時代のスクールカーストが嫌がらせの理由。私の居場所を奪った女｜ママ広場マンガ

高校の同級生だったワタルとシズク夫妻。久しぶりに地元に戻ったカエデ。そして、カエデの妹サクラと高校時代から付き合っていて、今は夫になったショウマ。当時お互いに好きだけれど思いを伝えられないまま、ワタルはシズクと、カエデはショウマと付き合い始めてしまったと勘違いしてお互いを諦めた背景には、シズクの策略があったのだとショウマとサクラはずっと疑っていました。カエデもまさかシズクが、と思いながらもやはり疑いを拭い去ることはできませんでしたが、シズクの娘ミズキとカエデの娘アカネが同じクラスで仲が良いことで関係を断ちきれずにいました。ある日、カエデに何の連絡もなしに習い事帰りのミズキとアカネを連れ出したシズクは、２人に噓をついてアカネだけをレストランに置いて帰ってしまいました。アカネの居場所を聞き出そうと、カエデたちはミズキのGPSを頼りにシズクを見つけますが、そこにアカネの姿はありません。アカネが今どこにいるのか聞くと、１人でお店にいることが判明。ショウマが急いでお店に向かうと、ソワソワしながら席で１人座っているアカネの姿がありました。ショウマからアカネを見つけたと連絡を受けたカエデ。高校時代のサクラの事件のこともあり心配していましたが、アカネが無事だと知りホッと胸を撫で下ろしました。電話を切ると、カエデはシズクに「どうしてこんなこと」と問いかけます。しかし、シズクは何も言わず無表情のまま。カエデは困惑した表情で、「私、何かした？ねぇ何とか言ってよ・・・！」と再び問いかけました。

無言を貫くシズク。ワタルが声をかけるとやっと口を開いた

ショウマからの電話で、アカネの無事を確認したカエデ。高校時代のサクラの事件もあり、娘に何かあったらとひどく心配していましたが、ホッと胸を撫で下ろしました。電話を切ると、カエデはシズクに「ねぇどういうこと？どうしてこんなこと」と問いかけます。しかし、シズクは何も言わず、無表情のまま一点を見つめていました。

カエデの問いかけに一切口を開こうとしないシズクでしたが、ワタルが「・・・シズク何があった？どうしてアカネちゃんを」と聞くと、はぁ・・・とため息をついて話し始めました。

「どうしてって言った？・・・そっちこそどうしてワタルはカエデと一緒にいるの？」質問とズレた返答に、ワタルは思わず困惑した表情を浮かべます。「ショウマと一緒だったならもう聞いた？どこまで聞いたの？」と急に話し始めるシズク。

「じゃあ高校の時のあのことは・・・全部シズクがやったの！？どうしてあんなことを」カエデは必死に問いかけます。すると、シズクは口元を緩ませながら「ねぇカエデ、私が高校生の時、みんなからなんて言われてたか知ってる？」と聞きました。

高校時代のことを急に掘り起こしたシズクに、カエデは「・・・え？」と聞き返します。するとシズクは顔を歪ませながら「一軍の金魚のフン、一軍に入れないのに一軍でいたいから必死に頑張ってる・・・って言われてたの」と言いました。

「い・・・一軍って、そんなの無かったじゃない・・・みんな仲良かったでしょ？」カエデは困惑した表情でシズクを見つめます。そう言ったカエデに、シズクは「・・・仲良し？ふざけないでよ！」と急に声を荒げました。

カエデに何の連絡もなしアカネを連れ出し、店に置き去りにしたシズク。カエデが、何でこんなことをするのかと聞いても、シズクは何も言わず無表情を貫きます。しかし、その様子を見ていたワタルが「何があった？」と聞くと、ため息をつきながらやっと口を開き、「ショウマと一緒だったならもう聞いた？」と話し始めました。「じゃあ高校の時のあのことは・・・全部シズクがやったの！？」必死に問いかけるカエデに、シズクは口元を緩ませながら「私が高校生の時、みんなからなんて言われてたか知ってる？」と聞きました。高校時代のことを急に掘り起こしたシズクに、カエデは「え？」と聞き返します。するとシズクは顔を歪ませながら「一軍の金魚のフンって言われてたの」と言いました。カエデが「一軍って、みんな仲良かったでしょ？」と言うと、シズクは「・・・仲良し？ふざけないでよ！」と急に声を荒げました。
シズクの嫌がらせの背景には、高校時代のスクールカーストがあったようです。それが理由で他の人から陰口を言われていたとしても、カエデさんに当たるのは違う気がしますが。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部 脚本：のきわだ 編集：石野スズ
作画：マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。