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【試乗レビュー】ハーレー「ローライダーS」|クラブスタイルを体現した最強スペックモデル

  • 2025.10.18

114HP&173NMの最強スペック!ハーレー「ローライダーS」はクラブスタイルを体現した戦闘的でワイルドなモデル

■単車倶楽部 vol.81 2025年8月号

PHOTO:伊勢 悟 RIDER&TEXT:守田 二草

ドッカンパワーが魅力のパフォーマンスクルーザー

アメリカのアウトローバイカーの間で流行していたのが、ハーレーのビッグツインモデルで走破性を追求する「クラブスタイル」だ。マニアックな存在だったが、アメリカのTVドラマ「サンズ・オブ・アナーキー」に登場して大ブレイク。そのスタイルをファクトリーカスタムで体現したのが、ローライダーSとローライダーSTである。今回試乗したのはビキニカウルを装備したローライダーS。カッコいいけど、戦闘的なスタイルなので、ヘタレライダーな私は少し恐縮してしまう。

エンジンはコンセプトに合わせ、スポーツ性を重視した「ハイアウトプット」で、馬力は114HP、トルクは173NMとカテゴリー最強スペック。車両重量は304㎏もあるので、体感トルクがハンパない。グワっとアクセルを開けると、体がグンと後ろに引っ張られる。ソロシートの背面が高く厚くなっているのでセーフだけど、吹っ飛んでしまいそうな勢いだ。ブレーキは粘りづよく効く感じで、旋回するにはスパッというよりグォンという感じ。重量級バイクをぶん回すワイルドな楽しさに溢れたモデルとなっている。

クラブスタイルブームを反映したファクトリーカスタム

【試乗レビュー】ハーレー「ローライダーS」|クラブスタイルを体現した最強スペックモデル
全長:2360mm幅:890mmシート高:715mm最低地上高:145mmホイールベース:1615mmFタイヤ:110/90B19 62H BWRタイヤ:180/70B16 77H BW燃料タンク容量:18.9L車両重量:304kgエンジン:Milwaukee-Eight 117(ハイアウトプット)ボア×ストローク:103.5×114.3mm排気量:1923cc圧縮比:10.3:1最大トルク:173Nm/4000rpm最大出力:114HP/85kW@5020rpmメーカー希望小売価格:300万800円(税込)
【試乗レビュー】ハーレー「ローライダーS」|クラブスタイルを体現した最強スペックモデル
精悍な印象を醸し出すビキニカウルに、高輝度のLEDヘッドライトを装備
【試乗レビュー】ハーレー「ローライダーS」|クラブスタイルを体現した最強スペックモデル
ハイアプトプットに設定されたエンジンに、ヘビーブリーザーインテークを装着
【試乗レビュー】ハーレー「ローライダーS」|クラブスタイルを体現した最強スペックモデル
高い位置にセットしたバーハンドルに、アナログとデジタルの一体型メーター
【試乗レビュー】ハーレー「ローライダーS」|クラブスタイルを体現した最強スペックモデル
18.9Lの大容量を確保したタンクには、ローライダー伝統のロゴをペイント

シート高は715mmと高め。身長158cmの私でも両足のつま先で踏ん張れる。最低地上高はクルーザーで一番高い145mmで、バンク角を確保している。ソロシートの背面が高く厚くなっているので、急発進・急加速でも体が置いてかれることなくホールドしてくれる

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