【豊洲】まるで古代エジプトにワープ!? 「ACN ラムセス大王展ファラオたちの黄金」2026年1月4日まで

2025.10.17

豊洲の「ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo(クレビアベーストーキョー）」では、「ACN ラムセス大王展ファラオたちの黄金」が2026年1月4日まで開催中です。好評につき当初の9月7日から会期が延長された話題の展覧会です。

エジプト政府公認の歴史的巡回展で、過去に米・仏・豪・独など世界各地で200万人以上を動員。東京展には約180点の貴重な遺物が集結し、ラムセス2>世の黄金の副葬品や木棺など“ファラオの黄金時代”を象徴する至宝が良好な状態で展示されています。

世界が注目！アジア初開催の超大型エジプト展

来場者でにぎわう会場の入口では、《ラムセス2世の巨像の頭部》が荘厳な佇まいで迎えてくれます。照明や音響、プロジェクションマッピングなど最先端の演出技術で約3000年前の歴史をリアルに再現しています。さらにアブ・シンベル神殿やネフェルタリ王妃の墓を巡る没入型VR体験も用意され、体験型エジプト展の新たな境地を切り開いています。

体験型エンタメのグローバルリーダーNEONが手がける本展は、2025年のアジア初開催で30万人以上を魅了しています。

なぜ「ラムセス2世」ではなく「ラムセス大王」なのか？

本展では、エジプト新王国第19王朝のファラオであるラムセス2世の圧倒的な治世（67年在位）、平和条約で築いた国際関係、豊かな家族、そして92歳まで生き抜いた神格化された姿を讃えています。“神に最も近い王”の壮大な軌跡を日本で直接体感できる貴重な機会です。

ラムセス2世の偉大な業績が映像で鮮やかに甦る

特に注目したいのが「カデシュの戦い」。巨大ジオラマと映像演出が融合し、ラムセス2世とヒッタイト帝国の激突を圧倒的なスケールで体験できます。

「カデシュの戦い」展示風景

プロジェクションマッピングにより、まるで戦場にいるかのような臨場感が味わえる名シーンです。

「カデシュの戦い」展示風景

アブ・シンベル神殿の再現ジオラマも没入感たっぷりで、細部まで精巧に作られた展示が、古代エジプトの神秘的な世界にぐっと引き込みます。

アブ・シンベル神殿会場展示風景

展示物との“近さ”も本展の魅力。

一部の作品はケースなしで360度どこからでも鑑賞でき、写真撮影もOKという贅沢な演出に驚かされます。

エジプト国外での初展示！

《ひざまずき、自分の名前の判じ絵を捧げるラムセス像》（新王国時代・第19王朝）は、カルナックの神殿で発見された儀式用の彫像で、新王国時代を代表する様式を持つ貴重な一点です。アメン神や太陽神ラーが描かれた祠堂を掲げ、足元には「アメンから愛されし者ラムセス」と刻まれています。エジプト国外での展示は今回が初めてながら、会場ではあくまで自然に、さりげなく展示されている点にも驚かされます。

「ラムセス2世の棺」日本初公開

本展の最大の見どころは、世界巡回の過程におけるパリ展（2023年）で、実に47年ぶりにエジプト国外へ貸し出されたレバノン杉製の「ラムセス2世の棺」で、棺本体と蓋が揃った貴重な展示です。360度から鑑賞できる点も見逃せず、木肌の質感や精緻な装飾など、細部までじっくりと堪能できます。歴史的・美術的な価値を間近で体感できる、またとない機会です。