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【意外と知らない?】「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」… 間違ったケアで 《髪トラブル》 も!?知っておくべき使用方法

  • 2025.10.12

大切な髪の毛、自分に合ったケアは何?

髪は大切 ※画像はイメージです
髪は大切 ※画像はイメージです

お風呂で毎日使うヘアケアアイテムといえば、シャンプーのほかにリンスやコンディショナー、トリートメントなどさまざまな種類が。何となく使っているけれど、これらのアイテム「結局どう違うの?」と思ったことはありませんか? ヘアケアマイスターの資格を持つ筆者が、それぞれの違いや髪質や悩みに合わせた使い方、そして、ついやってしまいがちなNG習慣を紹介します。

リンスとコンディショナーは、どちらも髪の表面をコーティングして指通りを滑らかにする役割があります。主な効果は「髪の外側」のケア。髪の滑らかさを高めて絡まりにくくし、ブラッシング時の負担や切れ毛・枝毛のリスクを減らす効果も期待できます。

また、コンディショナーはリンスよりも保湿力や補修成分が高く配合されていることが多く、髪の内部にまでアプローチして潤いを補う役割があります。リンスはやや軽め、コンディショナーはよりしっとり感や保湿力が高い傾向があるものの、業界で厳密に統一された定義はありません。

一方で、トリートメントは髪の内部にまで成分を染み込ませて補修・保湿する「髪の内側」へのアプローチがメイン。栄養やうるおいをしっかり届けてくれるため、週に数回の集中ケアとして取り入れる人も多いです。

また、洗い流すタイプと洗い流さないタイプがあるのもポイント。朝のスタイリング前に使えるミストやオイルタイプのものもあり、忙しい朝に取り入れるとパサつきを抑えてまとまりのある髪に仕上がります。

毎日リンスやコンディショナーだけでも十分? それともトリートメントを足すべき? 実は、髪の状態やライフスタイルによって、おすすめの使い方が異なります。

まず健康的な状態の髪の場合は、リンスやコンディショナーで表面を保護するだけでもOK。ただし、紫外線や乾燥が気になる季節は、週に1回程度トリートメントをプラスすると◎。髪の状態をキープするメンテナンスとして、軽めのトリートメントを取り入れるのもおすすめです。

カラーやパーマをしている髪の場合は、髪の内部がダメージを受けやすいため、毎日のコンディショナーに加えて、週2~3回は集中ケアを取り入れるのがおすすめです。ハイダメージが気になる場合は、サロンの集中トリートメントとホームケアの併用も効果的。

パサつきやすい髪やエイジングヘアは、加齢によって髪の水分や油分が減っている可能性も。しっとり系のコンディショナー + 保湿力の高いトリートメントで、潤いをキープしましょう。また、髪のハリやコシが気になる場合は、頭皮環境の見直しも◎。頭皮用の美容液やマッサージなどを取り入れることで、根元から元気な髪を育てることにつながります。

そして、せっかく良いアイテムを使っていても、間違った使い方をしてしまうと効果が半減してしまいます。ありがちなNG習慣を知っておきましょう。

髪がびしょ濡れのまま使うと、トリートメントが薄まってしまう場合があるので、軽く水気を切ってから髪に塗るのがポイント。タオルドライまではしなくても、手で水気をしっかり切ってから使いましょう。

トリートメントは染み込むのに少し時間が掛かるので、数分置いてから流すようにしましょう。湯船につかりながらの“ながらケア”もおすすめ。放置する時間は製品によって異なるので、パッケージを確認してみてください。

「頭皮用」の商品ではなく髪用のトリートメントの場合、頭皮にべったりと塗ってしまうと毛穴詰まりの原因になることもあります。毛先中心に塗り、頭皮は避けるようにしましょう。頭皮のケアをしたい場合は、専用のスカルプケアアイテムを使うのが◎。

リンス・コンディショナー・トリートメント、それぞれの違いや役割を知ることで、ヘアケアはもっと効果的に、楽しくなります。自分の髪に合ったケアを取り入れて、触れたくなるようなツヤ髪を育てていきましょう!

(前田愛香)

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