【宇都宮ブレックスvsアルバルク東京】Bリーグ2025-26開幕観戦記

皆さん、こんにちは。Bリーグ宇都宮ブレックスファンのフレデリック・トシです。待ちに待った「りそなグループBリーグ2025-26シーズン」が、今月開幕しました。Ｂリーグは、発足から10年目に突入。記念すべきシーズンです。今シーズン、ＢリーグB1には26チームが登録されています。宇都宮ブレックスvsアルバルク東京の開幕戦は、他のチームに先駆けて、10月3日㈮にアルバルク東京の本拠地であるトヨタアリーナ東京で開催されました。この試合は、同アリーナの記念すべき、こけら落としの一戦です。両チームの関係者のみならず、国内外のバスケットボールファンが注目する大一番と言っても過言ではないでしょう。アリーナ最寄りの青海駅を降り立つと、埠頭には貨物船が停泊していました。

青海駅から見たトヨタアリーナ東京です。こんなに大きなアリーナを、私は今まで見たことがありません。ワクワク感に包まれました。

歩いてアリーナを目指しました。遠方にフジテレビ本社ビルが見えました。

トヨタアリーナ東京の横には、「夢の広場」がありました。敷地が広大で、自分が今、東京にいることを忘れそうになりました。和太鼓の演奏が賑やかでした。Bリーグ開幕とアリーナ開業にふさわしい、とても素敵なパフォーマンスでした。

夢の広場を後にし、試合会場へ向かいました。

会場に到着しました。電光掲示板も、我々を歓迎していました。

アリーナに入場することにしました。目の前の隙間から、場内の様子が窺えました。ドキドキ、ワクワク感に包まれました。

場内に足を踏み入れると、すべてのスケールの大きさに圧倒されました。試合を映し出す巨大モニター、広々とした観客席、今日がこけら落としのため、ありとあらゆるものが光り輝いていました。この光景は一生忘れないでしょう。このアリーナで試合を行う選手たちと、それを応援する我々は、幸せ者であると思いました。

私が観戦する席に到着しました。今日の試合を主催するあるスポンサーから、観客全員にＴシャツのプレゼントがありました。今日の日付もプリントされていました。宝物になりそうです。

私の席からみたコートです。少し距離がありますが、今夜はカメラレンズのズームをマックスにして、たくさんの写真を撮りまくります。

両チームの選手が、練習のために入場してきました。ブレックスの選手たちは、いつも練習開始前に、コート上で円陣を組みます。しかし、今日はなぜか締まりがありません。コートをよく眺めると、何かの理由で、選手が全員集まっていません。ちょうど私がカメラのシャッターを押す瞬間に、二人の選手が猛ダッシュでコートに駆け寄りました。その姿を見た選手たちからは、笑みがこぼれていました。

練習が始まりました。#12高島選手です。若手のホープです。最近はその実力が認められ、先発出場の機会が増えています。

#６比江島選手です。昨シーズンは、B1ベストファイブ賞とベスト３Pシュート成功率賞の２冠を獲得しました。彼のシュートフォームは美しく、まるで精密機械のようです。

#42フォトゥ選手です。彼はいつも身体を張って、相手チームの攻撃を阻止します。大変なポジションにも拘わらず、毎試合プレー時間が長く、Bリーグでも数少ないフックシュートの名手です。

練習中に、#10竹内選手と、アルバルク東京#22ロシター選手が談笑していました。ロシター選手は、宇都宮ブレックスが、Ｂリーグ初代王者に輝いた時の主力選手でした。ブレックスに多大なる功績を残しました。彼に敬意を表します。

試合開始直前です。平日のナイトゲームにも拘わらず、観客席は満員。ブレックスベンチ側は黄色に染まっていました。

ホームのアルバルク東京の先発選手の入場が始まりました。炎が燃え上がる演出には迫力を感じました。#11サイズ選手が入場し、円陣が組まれました。

両チームの選手が握手を交わし、試合が始まりました。

第1クォーター序盤は、一進一退の攻防でした。しかし、徐々にブレックスが素晴らしい攻撃を仕掛け、ゲームを支配していきました。いくつかの見事な攻撃シーンを並べてみました。

#6比江島選手が、相手陣営にドリブルで切り込みます。#42フォトゥ選手は、相手選手をブロックして、比江島選手のドリブルコースを作り出します。比江島選手がゴール下までボールを持ち込んだ時も、フォトゥ選手は身体を張ったディフェンスで、相手選手を比江島選手に寄せ付けず、比江島選手のシュートを見事に演出しています。驚くべきことは、この日のフォトゥ選手は、このような献身的なプレーを行いつつ、攻撃にも積極的に参加し、この試合で15得点を上げました。

#25ニュービル選手が攻撃を仕掛けるシーンでは、相手ディフェンダーの前に、#10竹内選手が立ちはだかり、ニュービル選手のドリブルコースを作り出そうとしています。

守備の方も、連携が十分に取れていました。攻撃しようとする相手選手を、#12高島選手、#33エドワーズ選手が二人掛かりで守り、ゴール下の選手を#6比江島選手が阻止しています。相手チームは、この鉄壁な守りを崩すのは、容易ではないでしょう。

元NBAプレーヤーである#34ジェレット選手は、この日、2本の3Pシュートを決めました。彼は、ダンクシュート、ブロックショットも得意とし、相手チームにとっては脅威の存在です。

試合残り３分、宇都宮ブレックスが試合をリードしたまま、点差は２４点に広がりました。コロネルHCは、今季新加入の#１１青木選手の他、若手の#15石川選手、#17星川選手を起用しました。選手育成のためです。長いレギュラーシーズンを見据えた、コロネルHCの戦略が読み取れました。

試合は、宇都宮ブレックスが、81対56でアルバルク東京に快勝しました。入場者数は9,534名と大入りで、Ｂリーグ10年目のメモリアルゲームにふさわしい内容でした。

試合終了後、宇都宮ブレックスのコロネルHCはインタビューで、「新しいトヨタアリーナ東京で試合が行えて光栄であった。攻撃はチーム一丸となっていて良かった。守備は相手チームの思い通りにさせなかった。チームの戦術は、昨シーズンから大幅な修正は行っていない。今日の試合は、いつも通りの采配であったが、ACたちの協力に感謝している」と談話しました。

試合後のトヨタアリーナ東京は、Bリーグ発足１０年目を祝福するかのように、煌々と光り輝いていました。

宇都宮ブレックスは、今季開幕戦に勝利し、幸先の良いスタートを切りました。前人未到のBリーグ4回目の優勝を目指して、今シーズンも宇都宮ブレックスを全力で応援しましょう。ＧＯ ＢＲＥＸ！！