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【MLB】「ビビる感覚はなかった」佐々木朗希、頼もし過ぎる“2K無失点”守護神デビュー 指揮官も「彼を信頼している」

  • 2025.10.2
ドジャースの佐々木朗希(C)Getty Images
SPREAD : ドジャースの佐々木朗希(C)Getty Images

ドジャース佐々木朗希投手が1日(日本時間2日)、本拠地で行われたレッズとのワイルドカードシリーズ(WCS)第2戦に9回から5番手で登板。クローザーとしてポストシーズン(PS)初めてのマウンドに上がると、3者凡退で試合を締めくくった。チームは連勝を飾り、地区シリーズ進出を決めた。

■「球場の雰囲気に後押しされた」

8-4とリードして迎えた9回、守護神としてマウンドに上がった佐々木。先頭スペンサー・スティアー内野手に投じた初球は100.7マイル(約162.0キロ)を計測。剛速球を目の当たりにしたファンからは「ロウキ・コール」が鳴り響き、スタジアムのボルテージも最高潮に達した。
スティアーをスプリットで空振り三振に仕留めると、続くギャビン・ラックス内野手もスプリットで空振り三振。そして、3人目のオースティン・ヘイズ外野手はインコース直球で遊直に打ち取り、ゲームセット。クローザーの役割をしっかり果たし、安堵の表情を浮かべた。
試合後、地元放送局のインタビューに応じた佐々木は「球場の雰囲気もすごく高まっていて、初めて9回投げて緊張したけど、球場の雰囲気に後押しされて投げられた」と振り返った。
さらにPS初登板については「日本でもWBCでも似たような経験はしてきて、そこまでビビるみたいな感覚はなかった。日本と違った盛り上がり方、レベルの高い戦いの中で今日はいい投球ができてよかった」と話した。

■「PSで貢献する」と意気込む

今季ドジャースに加入した佐々木は当初、先発ローテーションの一角として登板。しかし、調子が上がらないまま、5月には右肩のインピンジメント症候群で負傷者リスト(IL)入り。その後は復帰に向けてリハビリ登板に励んだ。ただ、チームは先発陣が充実しており、割って入る余地は皆無。そのため、首脳陣からリリーバーとしての役割を打診され、佐々木本人も快諾。そして、ついに炎上が続くブルペン陣の救世主という立場にまで到達した。
クローザーとしてマウンドに送り込んだデーブ・ロバーツ監督は「彼を信頼しているし、これからも重要な場面で投げることになるだろう。この舞台が、ロウキにとって荷が重いということはない」と話し、若き右腕に期待を寄せた。
佐々木は最後、負傷などで苦しんだルーキーイヤーを振り返り、「本当にシーズンではチームの力になれなかった。シーズンはもう終わってしまったが、これからまだポストシーズンがあるので、残りの試合でしっかり貢献できるように……。それだけかなと思います」と話し、今後の戦いに向けて意気込んだ。

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